昨日の新聞に、鼻と耳を切り落とされた若い中東の女性の写真が掲載されていました。
12歳で無理矢理タリバンの兵士と結婚させられ、夫の暴力に耐えかねて18歳で家出したところ、捉えれれて、夫に恥をかかせた罪により、タリバンに鼻と耳を切り落とされたそうです。
今は人権団体に保護され、アメリカで整形手術を待っているとか。
イスラム社会では犯罪者に対する罰として手や足をちょん切る、という話は聞きますが、まさか夫の暴力から逃れるための家出を犯罪とし、しかも厳罰を与えるとは。
日本だったら夫が犯罪者です。
私にはどうすることもできません。
せめて悲しむだけです。
ところ変われば品変わる、とは言うものの、なんとも残酷な話です。
イスラム教が持つ暴力性を垣間見た気がします。
イスラム穏健派はイスラム教は平和な教えだと言いますが、これほど世界中で問題を起こしている宗教は他にありません。
イスラム穏健派の主張は、私には信じることができません。
多様性を認めるおおらかさを持ってほしいものです。
イスラム教徒にバーミャンを爆破されても、抗議しただけで報復など考えもしなかった仏教徒のように。
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