感傷散歩?

散歩・旅行

 亡父の四十九日忌の法要を先週無事済ませ、好天に恵まれた連休の今日、父がこよなく愛した浅草周辺を散策しました。

 千葉市の自宅から高速を飛ばして約50分、吾妻橋の墨田区側の時間貸駐車場に車をとめ、吾妻橋を徒歩で渡って浅草へ。

 ここ30年ばかり、浅草は廃れ行くかつての繁華街というイメージでしたが、東京スカイツリーの完成でその様相は一変しました。



 吾妻橋から見た東京スカイツリーとアサヒ・ビール社屋です。

 主にねずみ色の服を着ていつも酔っ払っているような年配男性ばかりの町、というイメージから、家族連れや若者のグループ、それに外国人観光客が闊歩する現代的な町へと。

 それにしても雷門前の人出はすさまじいものでした。
 渋谷109前のスクランブル交差点以上の人口密度です。

 とくに大きな声で話し、写真をとりまくる中国人観光客の激増ぶりは、わが国を乗っ取られるのではないかと心配になるほどでした。

 たんまりお金を落として大人しく大陸に帰ってね。

 浅草寺の本坊、伝法院が、めずらしく公開されていました。
 拝観料は300円。
 知っていたわけではなく、偶然だったのですが、得した気分です。
 初めて入りましたが、想像以上に広大な庭園でした。

 

 伝法院の庭園から見た、左から五重塔、伝法院、東京スカイツリーです。

 浅草に来ると昼飯は尾張屋で天丼を食うのを常としていますが、今日は長蛇の列のため諦め、待たずに入れるということで、ニュー浅草という居酒屋で浅草定食というのを食いました。
 煮込みに串かつ、ご飯に味噌汁に漬物というメニューです。
 私は揚げ物が苦手で、串かつなど食うことは滅多にありませんが、たまに食うとなかなかいけますね。
 もつ煮込みを食ったのも何年ぶりかですが、こんなに旨いものだとは知りませんでした。
 さすがにご当地ものは違いますね。
 でもご飯は半分くらいしか食えませんでした。

 そういえば煮込み横丁は、昼間からどの店も一杯やる客であふれかえっていました。
 冬場煮込み横丁を歩くと、うるさいくらい呼び込みに声をかけられるのですが、今日は空いた席がなく、呼び込みに悩まされることもなく、煮込み横丁の風情を楽しみました。

 亡父を偲ぶ感傷散歩?、のはずが、すっかり愉快な気分になりました。

 五重塔がよく見える浅草寺病院の個室で父が息を引き取ってからまだ二ヶ月も経たないわけですが、生きている者が亡くなった者に引きずられてはいけませんから、結構なことなのでしょうね。

 しかし、この二ヶ月あまりで体重が6キロも落ちてしまいました。
 食欲はなかなか戻りません。
 気にしていないようでいて、精神の奥深くに、喪失感が残っているのでしょうか。



 浅草寺五重塔です。

 昨日に続いて散歩を楽しみ、少し日焼けしたようです。
 今日は10,373歩。
 2日続けて1万歩を超えたのは、じつに久しぶりです。

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