yahooやgooなど、多くのプロバイダが質問サイトを持っていますね。
そこでは恋の悩みから借金の悩み、色々な質問や相談が寄せられています。
前から感じていたことですが、中学生だか高校生が英文や漢文をコピペして訳してください、とか数学の問題を解いてください、とかいう類の質問に良いように使われているな、ということです。
宿題だか試験勉強だか、自分で調べたり考えたりするのが億劫だからそういう手段を使うのでしょうが、自分のためになることは一つもありません。
勉強ができなくなるばかりでなく、世の中が甘いものだと勘違いしたり、倫理観が希薄になったりします。
驚くのは、それに一々答えるやつが多数存在すること。
正解なのか不正解なのかは知りませんが、質問を投稿するとほどなく回答が得られます。
そんな質問、うっちゃっとけばよいものを。
それがこの度、京都大学をはじめとするいくつかの名門大学で、試験時間中に試験問題が質問サイトに投稿されて、社会問題になっていますね。
それにしても、もし受験生本人が投稿したのだとしたら、たいした度胸ですね。
試験会場で携帯をいじっていたら簡単にばれるでしょうし、トイレに行きたい、と願い出てトイレで投稿するにしても、トイレに行く受験生なんて滅多にいませんから、後でばれる可能性大です。
容易にそれが可能なのは大学内部の教職員ですが、複数の大学で行われていることから、それも想像しにくいですね。
第一、内部の者なら解答を知っているでしょうから、質問する意味がわかりません。
愉快犯じゃないか、という推測がなされているようですが、それにしてもどういう方法で投稿したのか、知りたいですねぇ。
京都府警と警視庁のサイバー犯罪の専門家が携帯の持ち主の特定を急ぐとのことですが、見つかる前にツイッターでもフェイスブックでも、SNSを使って名乗り出、警察をコケにするくらいの根性を見せてほしいものです。