今日は日本橋の三井記念美術館に出かけました。
雪と月と花展を観るためです。
まずは車を日本橋三越の駐車場に停めました。
三越で3,000円以上買い物をすると90分無料になるうえ、超過しても30分200円とお得です。
お昼に着いたので、三越の中華屋で海鮮塩ラーメンを食しました。
二人で食べて、もう3,000円を超えました。
海鮮出汁の効いた上品な味わいで、絶品でした。
その後呉服売り場を冷やかしました。
呉服専門店を除けば、おそらく首都圏で一番広い売り場面積を誇っているものと思われます。
さすがは越後屋呉服店を前身とするだけあります。
その後、美術館へ。
雪と月と花といえば、本朝の美意識の三本柱とでも言うべき存在で、私はしばしうっとり。
三井家所蔵の名品が並んでいましたが、なんといっても円山応挙の筆になる国宝、雪松図に止めを刺すでしょう。
円山応挙といえば幽霊画が有名ですが、こちらも張り詰めたような冷たい空気が感じられるようで、圧巻でした。
チラシで観るのと実物とでは、あまりにも異なる印象を与えます。
美術作品は印刷物と実物で異なる印象を与えるものとはいえ、ここまで明白に違っているのも珍しいでしょう。
まさに百聞は一見にしかず。
この屏風絵の一部に幽霊画を書き足したらどうなるだろうと、怖いものが大好きな私はよけいなことを考えずにはいられませんでした
美術館を出るとき、職場の後輩が夫婦で現われ、私は気付かなかったのですが、後輩のほうから声をかけて来ました。
私の着物に羽織り、角袖コートというスタイルに少々驚いていたご様子でした。
こんな偶然もあるんですねぇ。
美術鑑賞をするといつも、かなり疲労します。
じぃっと観るうえに、歩き回るからでしょうか。
珈琲などいただいて疲れを癒し、帰宅の途につきました。
これから風呂に入って真鯛の刺身とたこぶつで熱燗でもやるつもりです。
こんな日が続けば嬉しいのですが。