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精神障害

昨夜、奇妙な夢を見ました。 図書館の書庫に私はいるのですが、突如、小柄で、意地の悪そうな老人が、辞典類のコーナーに現れるのです。老人はたいそう汚い身なりをしており、ホームレスと見まがうばかりです。 入庫を認められた者が着けるべき名札を着けていなかったので、私が老人に注意しますと、老人は呆けたような目で、私をにらみます。 気味の悪いやつだと思っていると、老人はしだいに影が薄くなり、やがて物の怪の正体を現し、その恐ろしい姿で、私めがけて突進してくるのです。 声を挙げる間もなく、老人は幽体となって、私のなかに憑依してしまいました。 私は悲鳴を上げると、目を覚ましました。いやな汗を、びっしょりかいていました。あの老人はいったい何者だったのでしょう。 どうも老人は、今も私のなかにいるような気がしてなりません。
映画

リアル鬼ごっこ

昨夜、DVDで「リアル鬼ごっこ」を観ました。 以前原作を読んだのですが、文章がプロとは思えないほど稚拙で、内容も混乱していて、つまらなかったのを思い出します。 著者インタビューでは、元々読書が嫌いで、小説を読んだことがほとんどなかったのに、書いてしまい、自費出版したら売れてしまった、と語っていました。 映画では、原作とはかなり違うストーリー展開になっており、しっかりと作っておりました。 パラレルワールドで、佐藤という名の王が支配する世界に飛んだ佐藤翼という少年が、ある理由で佐藤姓の者を皆殺しにしようとする王が考えたリアル鬼ごっこというゲームから逃れ、このゲームが行われるにいたった本当の理由と陰謀を暴きだす、というストーリーです。 原作では、単に王様が自分と同じ姓を名乗る者が多いことに腹を立てただけ、ということになっています。 いわばハードジュブナイルとでもいうべき作品で、中高生向けと思われますが、大人が観ても楽しめる、C級 娯楽大作に仕上がっています。 柄本明がなかなかの怪演を見せて、効果的です。リアル鬼ごっこ スタンダード・エディション 石田卓也,谷村美月,大東俊介,松本莉緒,吹越満...
文学

死との対面

安岡章太郎のエッセイ「死との対面」を読みました。 この人の小説は、中学生の頃、熱心に読みました。洒脱な作品が多いな、と感じました。 現在、90歳ちかくですが、まだ現役ですね。たいしたものです。 「死との対面」では、老作家の徒然の物思いが、語られています。私の倍以上生きている人の言葉には、重みがあります。 様々な病気を克服し、長生きするにつけても、旧友が次々亡くなっていく、いよいよ次は自分の番だ、という覚悟のようなものが感じられます。 猫だって長生きすれば猫又になるとか。それなら作者はもはや仙人の域でしょう。死との対面―瞬間を生きる安岡 章太郎光文社
精神障害

ハラスメント二次被害

ある所で行われたハラスメントに関する研修会の資料を手に入れました。 そこに書かれた様々な事例を前にして、不覚にも、涙を禁じえませんでした。 一次被害として、私は支社長からパワーハラスメントを受けました。これは泥棒や殺人とちがい、それだけで犯罪を構成する要件を満たしているわけではありません。受け取り方によっては、なんとも感じない者もいるでしょう。しかし私は、これに激しい屈辱を感じ、ついには精神疾患に陥りました。 二次被害は、もっと甚大でした。 労務担当課長及び部長に被害を訴えたのに、もみ消されました。挙句の果てには、部長から口外しないように説得されました。 やむを得ず、私は弁護士を立てて話し合い、百万円の損害賠償と謝罪文を受け取りました。しかし謝罪文というのは、私が作成したものです。支社長はそれに判をついただけで、心からなる直接の謝罪は、ついにありませんでした。あろうことか、支社長は、叱咤激励の意図であり、ハラスメントではない、とか、自分はそのような人間ではない、などと、醜い言い訳を繰り返しました。 また、支社長を取り巻く幹部は、支社長よりも、まるで私が悪いかのような態度を、言外ににおわ...
精神障害

診察

先ほど、診察がありました。 リーマスが少し増えました。 私の心はもとより狂っておりますが、なかなかに、心の乱れを整えるのは、難しいようです。 内臓疾患などのように、血液検査で数値がいくらいくらだから、この薬をこれだけ飲む、という風であれば良いのでしょうが、これでどうだろう、駄目ならまた変えてみよう、という悠長な、あてずっぽうの処方では、患者のほうも効いているのかいないのか、分からなくなってきます。 現代精神医学の限界と言ってしまえばそれまでですが、世に特効薬とは少ないものです。
映画

イン・ザ・カット

不覚にも風邪をひいたようで、今日は寝ていました。昨夜半裸で寝たのが失敗だったようです。 今日はDVDで「イン・ザ・カット」を観ました。 一応殺人事件が起こるサスペンスなのですが、どちらかというと女の性を描く官能的な作品でした。メグ・ライアンがむやみに全裸になってセックスしまくるのはご愛嬌ですが、正直何を言いたいのか良く分からない、中途半端な映画でした。 名作「ピアノ・レッスン」を撮った女流監督、カンピオンの作品とは思えません。 製作が二コール・キッドマンということで、カンピオン、メグ・ライアン等有名どころの女性の名前だけで売っているような感じでした。イン・ザ・カット ジェーン・カンピオン,スザンナ・ムーア,スザンナ・ムーア,ニコール・キッドマン,ローリー・パーカーソニー・ピクチャーズエンタテインメントピアノ・レッスン ホリー・ハンター,ハーヴェイ・カイテル,サム・ニールCICビクター・ビデオ
散歩・旅行

荒川線

都内に唯一残る都電、荒川線に乗ってきました。 タイムスリップしたかのようなレトロ感がありながら、今も地元の人々の足として多くの人に利用されているようでした。 庚申塚でおり、お年寄りの原宿として名高い巣鴨地蔵通りを歩きました。多くのお年寄りが闊歩しているのはもちろん、若い人も多く見かけたのが意外でした。 歩き終わって三ノ輪の喫茶店で、珈琲など楽しんでいると、隣に若い女が腰かけて、携帯電話で話し始めました。延々と、何度も同じことをくりかえして、男の愚痴を言うのです。しかも人目も憚らずに涙まで流して。癇に障りました。 別れ話が出ているようでしたが、男は、女のそのしつこさに辟易したものと思われます。 今流行の「パフェおやじ」の気分になりました。【「THE3名様」スピンオフ】人生のピンチを救うパフェおやじの7つの名言 志賀廣太郎,小林大介,ブラボーカンパニー,山中聡,松永玲子ポニーキャニオン
散歩・旅行

秋刀魚

近所をふらふら散歩して、威勢のいい魚屋に立ち寄りました。旨そうな魚がたくさん並んでいましたが、私は秋刀魚のなめろうと真鯛の刺身を買いました。 通常なめろうというと、鯵の味噌たたきをさしますが、今日は秋刀魚です。鯵に比べて、より脂が載っていて、刺身や焼き魚とは違った味を楽しめるのです。 それだけではくどいかと思って、真鯛を買いました。これも旨みが濃厚で、絶品です。 ゆっくり風呂につかって、刺身で一杯としゃれこみましょう。角川学芸ブックス 長寿の食卓永山 久夫角川学芸出版
文学

枕草子に、「秋は夕暮れ。夕日のさして山のはいとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて、みつよつ、ふたつみつなどとびいそぐさへあはれなり。まいて雁などのつらねたるが、いとちひさく見ゆるはいとをかし。日入りはてて、風の音むしのねなど、はたいふべきにあらず」 と、あります。 秋も十月なかばを迎えると、日の暮れるのがやけに早く感じますね。秋刀魚もそろそろ終わり。すべてが冬に向かって、突き進んでいるかのごとくです。 そして冬がしつこいのに比べて、秋の短いこと。  今日はなんだか、憂愁のようです。 こんな秋の日は、燗酒がひときわ旨いというものです。枕草子 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)角川書店角川書店
文学

世の中に、男と女がいればこそ、恋は人生の必定。誠にまれな例なれど、同姓同士の恋もまた必定。 私は齢7つにして、初恋。唇も重ねた。 幼い恋は美しく歌われ、それもまた必定。 なれど幼い恋は幼いほど、好奇心と衝動が先走り、意外や、どろどろにのめり込む気味あり。 オフコースに、「君のいない毎日は、自由な毎日。あれを愛というなら、もういらない」の歌あり。高橋幸弘に、「愛されすぎると、逃げたくて」の歌あり。誠に男というもの、追われることが嫌いらしい。 而して若山牧水に、 逃れゆく 女を追へる大たはけ われぞと知りて 眼くらむごとし  の歌あり。   男が女を追う。これを恋と言う。 ストーカーなど知らぬ、オスはメスを追うべし。草食系だのと、片腹痛し。 婚活などと、馬鹿馬鹿しい。 古式ゆかしい男女の習いを知れば、そんなことは自然に任せるべし。
精神障害

世の中に

世の中に、寝るほど楽はなかりけり、知らぬ阿呆は起きて働く。 江戸の昔から、働くは阿呆の仕儀。 田舎者ほどその理を知らず、懸命に働いて、番頭なんぞになりくさったとか。 私は、働くほどの阿呆を知らず、それなのに働く大阿呆。  この世に、月を観、花を観、酒を飲むほどの幸せを知らず。 それなのに働く。これを大阿呆と言わずして何と言うか。 金さえあれば遊んで暮らせるものを。 世の金持ちが恨めしい。世の金持ちが恨めしい。
映画

ミラーズ

昨夜、DVDで「ミラーズ」を観ました。 鏡を媒介にして不思議な出来事が起こるホラーサスペンスです。 五年前に火事で廃墟となったデパート。鏡で覆われた精神病院の拘束室。真夜中の警備。怖い小道具がずらりとそろっています。「リング」を思わせる謎解きの要素が強いですが、観る者をぐいぐいと引き込んでいきます。 そして、衝撃のラスト。的中率0%を謳い文句にしているだけあって、とても予測不可能なラストです。 堪能しました。ミラーズ (完全版) キーファー・サザーランド,ポーラ・パットン,エイミー・スマート20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
精神障害

最近、夢見がよくありません。 人から罵詈雑言を浴びたり、得体の知れぬものにおいかけまわされたり。 ショ-ペンハウアーは「夢は短い狂気、狂気は長い夢」と言いました。フロイトは、悪夢について長く興味深い論考をおこなっています。 とっぴなところでは、スウェーデンの神秘主義者、スウェーデンボルグが、夢は幽体離脱時の実体験であると言っています。 いずれにしても、よくわからないもので、ときに狂気を帯びている、ということでしょうか。 私はそもそも躁鬱病を患う狂人ですから、夢でも、覚めていても、始終狂気のなかにいるのでしょう。 困ったことです。
文学

死の文学

文学と死は、なんと離れがたく、抱き合っていることでしょう。 あまたいる自殺をとげた文学者。 あるいは情死。または孤独死。自衛隊の決起を促して死んだ文学者もいました。 文学者が死を甘美なものと捉え、そこから抜け出せなくなるのは、故なしとしません。死は未知であり、死を求める者の心に従って、自在に変化し、その魅力的な姿を現します。 私は、精神の病を患い、渇きにも似た切羽詰った心で、自死を模索したことがありました。しかしそれを実行しなかったのは、死は、私にとって魅力的でありながら、あまりに恐ろしいことであったからです。狂気のなかに、わずかに正気が残っていたのでしょうか。 そして今にいたるも、情けなく、生き残っています。 自死をとげた原民喜に、「夏の花」という小説があります。 自身の被爆体験を描いた小説です。 悲惨な被爆地の状況と、被爆者の切ない心情を描きながら、その文章はあまりにも美しいのです。 戦後最も美しい散文と、評されたほどです。 いわば死にいく他者と、死に抵抗する我を描いた小説で、それはまさしく、死の文学です。 もっとも痛ましい状況を、もっとも美しく歌わずにおられなかった作家の心情を思...
映画

REC

昨夜、DVDでスペインのパニック映画「REC」を観ました。 「ヴレア・ウィッチ・プロジェクト」や、「クローバーフィールド」等と同様、登場人物の視点のみから撮影された映画で、この種のもののなかでも、特に迫力がありました。  2007年。スペイン、バルセロナ郊外。ローカルTV局の若い女性レポーター、アンヘラはカメラマンと共に消防隊の密着取材をしていた。 深夜、老婆の叫び声を聞いたという通報を受けて現場アパートに急行すると、そこにはこの世の者とは思えぬ老婆の姿があった…。その後、突如、封鎖されるアパート。その中で拡がり出す“ある病原菌”。閉ざされた空間で、究極の恐怖に直面することとなった人々には、隠れ、逃れ、必死に生き残ろうとする以外、術がなかった。 次第に露わになる謎、明らかになるほど増していく恐怖の出来事を克明にカメラはとらえ続ける。女性レポーターとカメラマンが最後の一瞬まで記録しようとしたもの。それは、逃げ場のない、戦慄の事実。 私は、いわゆる日本浪漫派の文学を専攻しました。そこには、常にこの世ならぬ物への予感が描かれています。  三島由紀夫の「美」。能の「幽玄」。「源氏物語」に代表さ...
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