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散歩・旅行

日本橋辺り

昨日はよく晴れて風も無かったことから、散歩に出かけました。 久しぶりの週末お上りさんです。 目指したのは日本橋人形町。 いつもですと都営浜町公園駐車場に車を停めるのですが、昨日は道路工事のため封鎖されていて、止む無く人形町を彷徨ってコインパークを見つけ、そこに車を停めました。 そして、まずは甘酒横丁へ。 細くて短い商店街をぶらぶら。 水天宮に参拝。 お宮参りで赤ん坊を抱えた夫婦、祖父母の軍団が大挙して参拝に来ていました。 安産祈願で有名な神社らしい風景です。 続いては日本橋三越を目指しました。 地下鉄で一駅ほどなので、歩いて行きました。 途中小さな神社で猫がいて少々びっくり。 三越近くのコレドでパスタセットを頂きました。 パスタ、パン、ケーキ、飲み物がついて1,500円という破格に安い店でした。 日本橋横には早咲きの桜が咲いていました。 日本橋三越は呉服、宝飾、絵画等が充実していますが、近々手塚治虫展をやるらしく、アトムとレオがいました。 歩き疲れて珈琲をいただき、三越の地下で夕飯のお弁当を購入し、帰宅の途につきました。 1,300歩歩きました。 心地よい疲れです。
文学

誰もいない夜に咲く

昨日はお気に入りの作家、桜木紫乃の短編集「誰もいない夜に咲く」を読みました。 そういうタイトルの作品があるわけではありません。 全体を通したタイトルです。 最初の作品が印象に残りました。 「海に咲く」です。 中国から半ば買うようにして嫁を迎えた酪農家の長男。 この男、30歳にして童貞です。 中国人花嫁が人生最初の相手となります。 中国の農村から買われてきたというにしては、二人の仲は順調です。 ラスト、花嫁が「我愛爾」と呟き、夫がそれに合わせて「うお・あい・にい」と返すシーンは美しくもあります。 意味は「I Love You」ということ。 その他にも印象的な文章がありました。 生きていれば、すべて過去にできる。 死んでしまったら、望むと望まざると関係なく過去にされてしまう。 貧乏性とは呼ばず、幸福のハードルが低いだけ 豊かな読書体験ができたと思います。
文学

星々たち

桜木紫乃の小説を読みました。 「星々たち」です。 星とは人のこと。 中島みゆきにも「地上の星」という曲がありましたね。 物語は千春という、何を考えているのか分からない、愚鈍なところがある女が子供から大人になり、老いていくさまを、連作短編集の手法で描いています。 連作短編集であるため、必ずしも千春が主人公ではなく、チョイ役の作品もあります。 ただし必ず登場するのです。 千春は父にも母にも捨てられ、祖父母に育てられます。 無口でお世辞にも魅力的な人物とは言えません。 しかし小学校高学年くらいから、細見の体には不釣り合いなほどの胸のふくらみを得ることになります。 当然、体目当ての男が現れます。 この作品にも、桜木作品によく見られる印象的なフレーズが多用されます。 いつの間にか、体は義務でしか、心は体裁でしか動かなくなっていた。 表面的に優しくしながら、生かさず殺さず長い時間をかけて相手をへこませ続けるんだよ。 赤ん坊が乳を飲む様を、これは命の、尊い貪欲さだ、と描いて見せます。 私はそれらの文章に感銘を受けるとともに、嬉しい気分になります。 これら短編集も、他の桜木作品同様、北海道が舞台になっ...
闘病

手術前検査

4月30日に緑内障の手術をすることはすでにこのブログで報告したところです。 昨日、手術前検査と手術の説明を受けに千葉大学附属病院に行ってきました。 検査は採血だのX線だの、よく分からないものだので、3時間くらいかかりました。 その後入院生活について説明を受け、やっと診察となったのが17時ちかく。 医者はリスクの説明ばかりしました。 手術の成功率は90%。 10人に一人は失敗すると思うと怖ろしくなりました。 その他にも術後に感染症にかかるリスクだの何だのかんだの。 しかしこのまま点眼治療のみを続けていたら2年以内に左目は失明すると脅されて、やむなく同意書に署名しました。 4月29日入院で翌日が手術。 その後一週間から10日ほど入院するそうです。 退院後もしばらくは週2回の通院。 仕事に支障を来すこと必定です。 やれやれ。
文学

氷平線

今日は午後3時から緑内障手術のための手術前検査があります。 千葉大学医学部附属病院の眼科に行かなければなりません。 午後のみの半日休暇でも良かったのですが、面倒くさいので一日休みを取りました。 午前中は読書をして過ごしました。 読んだのは、桜木紫乃のデビュー作を所収した短編集、「氷平線」です。  いずれも北海道の道東を舞台にした短編群です。 寒々しく、因習的で、あからさまな田舎の人間模様が描かれます。 酪農の家族や漁村、理髪店などを扱って、鮮やかに人生の断面を切り取って見せます。 道東というのがそういう場所なのか、田舎と言うのはそもそもそういうものなのか分かりませんが、やたらと簡単に不倫したり男女がくっついたり離れたりします。 やや違和感を覚えます。 あっさりした性交描写がどの作品にも描かれています。 印象的な文章が紛れ込んでいて、それを見つけ出すと嬉しくなります。 与えられて足りたという記憶がなければ、欲の落ち着き先など見つけようもないだろう。 や、 実際に殺すことと、生きている人間をいないものとして生きてゆくことに、どんな違いがあるだろう。 と言った言葉。 深く胸に刺さります。 こ...
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