2008-06-01

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文学

悪徳の栄え

今日は旧友が帰った後、マルキ・ド・サド侯爵の「悪徳の栄え」を読み返しました。高校生の頃初めて読んで、非常なショックを受けた作品です。今も、時折読み返します。グロテスクなほどの性的暴力シーンと、アンチキリストの哲学を延々と語るシーンが続きます。後のサド侯爵は死刑判決を受けますが、フランス革命で難を逃れます。サド侯爵はもちろん、SMの語源となった作家ですが、幻想的ともいえる暴力シーンとアンチキリストによって、悪の哲学の創始者となったとみるべきでしょう。翻訳した澁澤龍彦は、わいせつの罪で起訴されました。私は「サド裁判」という裁判記録を読みましたが、芸術が国家の理屈に敗れる、という屈辱的なものでした。悪徳の栄え〈上〉 (河出文庫)渋澤 龍彦河出書房新社悪徳の栄え〈下〉 (河出文庫)渋澤 龍彦河出書房新社
その他

旧友

昨夜、高校・大学と一緒だった旧友が訪ねてくれました。「荒ぶる」出版祝いです。「荒ぶる」を深く読み込んでくれていました。嬉しいことです。「荒ぶる」、今日から発売です。インターネットで「とびお暢宏」と検索していただければでてきます。是非ご購入のうえ、ご一読のほど、お願い申し上げます。
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