2009-10-30

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映画

ヴィム・ヴェンダース

今宵、晩酌をやっていると、どこからともなく、天使の詩が聞こえてきました。 私が最も敬愛する映像作家、ドイツのヴィム・ヴェンダース監督が1987年に撮った、「ベルリン天使の詩」です。 この映画を、私は何度うっとりと観たことでしょう。 モノクロの映像で、人間の歴史を共に歩んできた二人の天使が、重厚な音楽のもと、陰鬱に深いセリフを交わします。天使といっても、暗いコートをはおい、無精ひげをはやした初老の姿です。ときにそれは退屈なほど、延々と続きます。それもそのはず、天使にとって、生きることはただ人間を見ることだけであり、退屈なのは当然です。 しかし一人の天使が、人間に恋します。かつてなかった感情を覚えます。そして天使は、人間になって、彼女とともに生きたい、ともう一人の天使に相談します。 永遠に退屈を生きる天使から、一瞬のきらめきに生きる人間へ。 そしてついに、人間になります。 モノクロだった画面は突如カラーとなり、まばゆいような生の賛歌に溢れます。 この映画はバイブルのように一部からあがめられ、今も伝説となっています。私もまた、信者の一人です。もう観てください、としか言いようがありません。 そ...
映画

40歳の童貞男

DVDで「40歳の童貞男」を観ました。 タイトルのとおり、40歳の童貞男が主人公のコメディです。 主役はフィギアやゲームが好きなオタクの家電量販店店員です。ですが、この男、ハンサムだし、体も鍛えてるし、女性が苦手といっても会話ができないことはないし、男の友人にも恵まれているし、高齢童貞男には見えません。 「電車男」のような、いかにもはがゆい感じではありません。 真に女性が怖くて会話もできないような40男が、参考にしようとして観ても無駄でしょう。 べつにそこまでセックス経験があるかないかにこだわらなくても、と思いますが、確かに、私も40歳ですが、今でも女性経験がなかったら引け目に感じるだろうな、とは思います。 男女が人間同士として付き合うには、異性がどんな生き物なのか、多少は知らないと難しいでしょう。恋愛をしたり、異性の友人を持ったりすることで、男も女も、正しく異性と向き合い、異性を異性としてではなく、一個の人間として見ることができるようになるでしょう。 私の経験からいって、男というのは、十代後半ともなると、異性に強い性欲と好奇心を持ち始めます。その頃の私は、女性を、人間というよりも、性...
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