2010-07-21

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その他

暑い

暴力的な猛暑が続いています。 今はエアコンが普及していますから、職場でも家でも快適ですが、昔の人は辛かったでしょうね。 とくに平安貴族なんかは、暑い京都で、夏仕様とはいってもごてごて着こんで、シャワーもなく、石鹸もなく。 「源氏物語」では衣替えの記述がありますが、暑いの寒いのと愚痴をこぼすでもなく、登場人物は、ひたすら色恋沙汰に励んでいます。 まるで一年中快適であるかのごとく。  そういえば、「源氏物語」を有害図書に指定しろ、と言っている人がいました。 大丈夫です。 あんな長い小説、エロ目的では読み切れません。それに、エロ描写はほとんどありません。 でも、エロ部分を大幅加筆した現代語訳とかあったら面白いかも。 余計長くなっちゃいますね。  この猛暑、夏を楽しみたい青少年には盛り上がるかもしれませんが、くたびれた中年には、いかにもこたえます。
思想・学問

アウトサイダーと至高体験

イギリスの哲学者、コリン・ウィルソンは、誰もが体験する神秘的な状態を、至高体験と呼んでいます。これは心理学者のマズローが提示したもので、コリン・ウィルソンはこれを発展的に解釈しています。 至高体験は、ランナーズハイや薬物によるトリップとは違った、健康人が自己実現を果たそうとするときに起きるそうです。 人間は食欲・性欲・睡眠欲の三大欲求が満たされ、さらに名誉欲や金銭欲が満たされても、それだけでは満足できないようにできています。 そこで最後に現れてくるのが、自己実現欲求です。そしてこの自己実現欲求が満たされたときこそ、至高体験が生まれるのです。 コリン・ウィルソンは処女作「アウトサイダー」で、色々な芸術家などの、社会秩序の内にとどまることを拒否した人々の問題を扱っています。その内容は絶望的なものです。退屈な日常に倦み、世界の成り立ちに絶望した人々を扱って、知的スリラーとでもいうべきものです。ニーチェやドフトエフエフスキー、サルトルなどが論じられます。  「至高体験」は「アウトサイダー」で提示した問題への解答と読むことができます。 「アウトサイダー」は一種の文学評論ですが、「至高体験」は心理...
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