思想・学問 金
近頃は、どこへ行っても、誰に聞いても、金がないのオンパレードです。 国立大学等の教育研究機関は、平成16年度の法人化以来、毎年度1%予算が削られ、電気代すらおぼつかない状況です。1%というと、中規模総合大学で毎年5億円もの予算が削減されている計算になります。 その代り、グローバルCOEやら科学研究費補助金やらの競争的資金獲得を目指し、国公私立取り混ぜてパン食い競争を繰り広げているような状況です。しかもそのパンは、日持ちがしないのです。長くて5~6年。獲得できたとしても、すぐに次の競争に参加しなければなりません。 巷間言われているように、そう遠くない将来に、競争力の弱い大学、特に地方の単科大学などは、ばたばたと潰れていくでしょう。 昨今、ゆとり教育は失敗だったとばかり、詰め込み教育が復活しています。 鉄は熱いうちに打て。 暗記できる若いうちにできるだけ詰め込むべきでしょう。 バックグラウンドになる知識がなければ、まともな判断はできません。 それならば高等教育はどうか? 有名国立大学でも、理系の学生の数学や物理などの基礎知識が不足しており、高校レベルの補習をやっているような状況です。 今の...