2010-08-16

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思想・学問

犀の角 

私のまわりでは、結婚するよ、という友人・知人からの知らせより、離婚しました、という報告のほうが多くなってきました。 私の年齢が上がって、これから結婚する友人より、すでに結婚した友人が多いからかもしれませんが、せっかく縁あって一緒になったものをもったいない、という思いと、嫌なら一分でも早く分かれたほうがよい、という思いとが、交錯します。 以前、ヘレン・フィッシャーという人類学者が、「愛はなぜ終わるのか」という著書で、恋愛の寿命は四年だ、という説を唱えて、世の浮気者を喜ばせました。 もしかしたら本能的にはそうなのかもしれませんが、人間と人間の付き合いが、四年で終わるわけもなく、焼ぼっくいに火がつくなんて言葉があるとおり、それが男と女であれ、同性同士であれ、複雑な人間関係は長々と続くのが当然です。 そうでなければ、添い遂げる夫婦があまたいるという事実が腑に落ちません。 ただ、社会が離婚に寛容になったことはたしかでしょう。  「ニューヨークの恋人」という映画で、19世紀からタイムスリップしてきた青年貴族が、現代のニューヨーカーを演じるメグ・ライアンに自由恋愛について大真面目に力説し、吹き出され...
映画

ケース39

昨夜、衝撃のサスペンス・ホラー「ケース39」をDVDで観ました。 38件の案件を抱えるレニー・ゼルヴィガー演じるソーシャル・ワーカーが、39件目の案件を上司に押し付けられます。 児童虐待が強く疑われる少女を引き取ることにしたソーシャル・ワーカー。 少女と一緒に暮らし始めてから間もなく、少女の異常なまでの心理洞察力に気付き、やがて怖ろしい事件が起こります。 レニー・ゼルヴィガーというと、「ブリジッド・ジョーンズの日記」の印象が強すぎ、今回のようなシリアスな物語には適さないのではないか、とも思いましたが、観ているうちに、違和感はなくなりました。 少女に同情的で、少女の両親に不信感を抱いていたソーシャル・ワーカーが、ほどなくして精神病院に入院中の両親にアドヴァイスを求めに行くシーンは印象的です。 少女を演じた子役が、子供らしい邪悪さをうまく演じていました。 邪悪な子供というと、「オーメン」シリーズや「エスター」を思い浮かべます。 それらに比べて本作は謎解きの部分は弱いですが、より衝撃的な内容になっています。 満足いく出来栄えでした。ケース39 スペシャル・コレクターズ・エディション レニー・...
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