2010-09

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文学

重陽

今日は9月9日、重陽の節句ですね。  だからといって、菊を酒に散らせることもせず、平凡な平日にすぎません。 台風の影響か、私が住まい、働く千葉県は、急激に涼しくなりました。 今までの猛暑が嘘のような。 また暑さのぶり返しはあるでしょうが、それは夏の残照のようなもの。はかないに違いありません。 芭蕉の句に、 この道や 行く人なしに 秋の暮 というのがあります。 静かな秋の夕暮れ時の、寂しい路傍が目に浮かびます。 一方、蕪村の句で、 戸をたたく たぬきと秋を おしみけり  という、どこか滑稽味のある句が詠まれています。 四季折々を楽しむのがわが国古来のしきたりですから、秋には秋の良いものを楽しみたいものです。 秋は豊かな収穫を寿ぐ時季でもあります。 今年は秋刀魚が不漁だそうで、我が家ではまだ秋刀魚を食していません。 去年は一匹50円まで下がって、いやというほど食ったのですが、今年はまだ200円もしますね。 目黒の祭りも金がかかってしかたないでしょう。 また、秋はどこかさびしい季節でもありますね。春は春愁、秋は愁思とか言います。 人にとって過ごしやすいはずの春や秋に憂愁の情に捉われるというの...
文学

エコ源氏

エコロジーというのは近頃の流行りですね。  燃費が良い車に乗るとか、割り箸は使わないとか、そんなイメージですね。  しかし米国人の日本文学研究者が、奇妙なことを言い出しました。  エコ「源氏物語」研究が必要だそうです。 エコとはいっても、「源氏物語」で自然がどう語られているか、とか、紫式部の自然観とか、そういったことを研究するのではないそうです。 文化を考えるときに、例えば日本人は日本文化を日本独特の素晴らしいものだと考えます。 その米国人は、このような文化への態度を、文化は常に同時に宣戦布告なり、と言っています。  文化の独自性を言い立てるのではなく、文化の普遍性を見つけることが肝要、ということです。 エコロジーの問題を、国家に任せるのではなく、自我と他者に関する態度や、考え方そのものから変えていかなければならないそうです。  「源氏物語」のエコ研究ですが、「源氏物語」は総体的に支配できるような読みを拒絶する構成になっており、それをしようとするとtextual violenceとでもいうべき、暴力的な状況が生まれます。 「源氏物語」が持つ不安定さを読み取っていく作業が、個人的レベルの...
社会・政治

国策捜査?

鈴木宗男議員に対し、実刑の有罪判決がくだされ、確定しました。 以前、「なんびとといえども判決が確定するまでは白なんだ。推定無罪が日本の法律だ」と息巻いていました。それはその通りですが、有罪が確定した今、何と言うのでしょうね。 申し訳なかった、反省しています、と言うのか、冤罪だ、異議申し立てをし、それでも駄目なら再審請求する、とでも言うのでしょうか。 怒鳴ってばかりで冷静さの感じられない人だな、という印象をずっと持っています。 政治家や高級官僚が逮捕されると、決まって、国策捜査だ、と言いますね。  不思議なことです。  国策の案を練るのが高級官僚、国策を決定するのが政治家。それを検察の役人が国策なるもののために事件をでっち上げるのだとしたら、その国策とは何でしょうね。検察官が手柄欲しさにやるんでしょうか。  検察庁も法務省の機関。他の役所に比べて独立性が高いとは言っても、内閣から独立している会計検査院や人事院とは違い、法務大臣の指揮下にある行政機関に過ぎません。   厚生労働省の元局長が障害者団体に対し、違法に便宜を図った、という事件は見込み捜査によるでっちあげだったことが判明しました。...
映画

親指さがし

昨日に引き続き、和製ホラーを観ました。 「親指さがし」です。 こちらは昨日とは打って変わった力作です。 12歳の少年少女6人が親指さがし、という名のゲームをするのですが、その際一人の少女がいなくなってしまいます。主人公は少女を探す、と約束したのですが、果たせないまま成人を迎え、同窓会で残りの4人と再会します。 主人公は少女を探すため、もう一度親指さがしをしよう、と4人に持ちかけます。 しかしその後、一人、また一人と、謎の死をとげ、主人公は消えた少女の恨みと考え、奔走します。 しかし話は急展開し、物語はオカルト・ホラーからサイコ・ホラーの様相を呈し始めます。 起承転結がはっきりしていてストーリーとして面白く、映像も12歳当時の場面をたびたび挿入してノスタルジックです。 この映画は低く評価する人が多いですが、私には面白く感じられました。親指さがし スタンダード・エディション 熊澤尚人,山田悠介,まなべゆきこ,高橋泉エイベックス・マーケティング↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

マン・ハンティング

久しぶりに観ました。 製作者の自己陶酔と思われる独りよがりなダメダメホラー。 たいした謎もなく、思わせぶりなセリフを吐かせ、無駄に血を流し、悲鳴をあげる。 そのうえこれでは受けないと思ったか、女子高生役の主人公を半裸にして客に媚びる。 唯一の救いは、一時間ちょっとと短いため、最後まで観ても疲れない。 ダメなホラーの見本を観たい方は、ぜひどうぞ。マン・ハンティング 宮島幸雄アルバトロス↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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