2010-10-27

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思想・学問

ハロウィン

先日某デパートに行って、驚いたことがあります。 ある売り場に、山のようにハロウィン関連商品が並べてあったのです。 いつの間にハロウィンは日本でこんなにひろまったのじゃ?、と不思議に思いました。 私のおぼろな記憶では、たしか元々はケルト民族のお祭りで、収穫を祝い魔除けをする主旨で、キリスト教受容の際にこれをキリスト教と結び付けて祝うようになったもので、キリスト教国であっても、英米以外ではあまり行われない、というようなものだったと思います。 私が初めてハロウィンという行事を知ったのは小学校5年生のとき、「ハロウィン」というホラー映画が公開されたことがきっかけだったように思います。 この映画は「13日の金曜日」シリーズのジェイソン、「エルム街の悪夢」シリーズのフレディ・クルーガー等に先駆けて、ブギーマンというダーク・ヒーローを生み出したことで知られ、好事家の間ではカルト的な人気を博しています。 もちろん、私もファンです。 シリーズはパート8まで製作され、2007年には新たにリメイク版が公開され、新シリーズは第2作まで作られています。 それはさておき。 私は、多分1980年代に入って日本でも少...
映画

モラトリアムの城

昨夜は久しぶりに文芸映画を鑑賞しました。 今年2月に劇場公開された「パレード」です。 東京の片隅でルームシェアをして暮らす4人の若者。 28歳の映画製作会社に勤める健康マニアで夜のジョギングを欠かさない青年、大学三年生の青年、自称イラストレーターでショップ店員の女、恋愛中毒で無職の女です。 気に入らなければ出ていけばいいし、いたければ笑っていればいい、それがルームシェアのルールです。  4人の日常は穏やかに過ぎていきます。 そこへ、自称イラストレーターの女が泥酔して連れてきたらしい18歳の男娼が加わることで、穏やかな日常は、少しずつ狂っていきます。 若者たちのルームシェアは、いつかは終わる夢の空間。 いわば、モラトリアムの城。 その夢を長引かせようとして、ルールが若者たちの心を蝕んでいきます。 藤原達也、香里奈、貫地谷しほり、小出恵介、林遣都といった個性ある役者たちが、激しさを内に秘めながら、静かな良い演技をしています。 抑えた演出が、小さな共同体が人間の集まりであるがゆえに、歪んでいかざるを得ない様を浮かび上がらせます。 後味は悪いですが、名作だと思います。 大声のセリフが無いのが良...
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