思想・学問 エロティシズムと色道
日々、寒くなってきます。 寒くなると、熱燗がうまいですね。 寒い季節は酒が三割方よけいにうまくなります。 そして、寒い季節、おこたにあたっていると、人肌恋しくなってきますね。 性欲というのは元来子孫繁栄の生殖行動に直結するもののはずですが、我々人間はもうちょっとややこしいことになっていますね。 例えば自慰行為は何も生み出しませんし、同性愛もしかり。 避妊具を使えば男女間のセックスも生殖ではありません。 なぜ生殖に結びつかない性愛に人は一所懸命になるのでしょうね。 エロティシズムとは、死におけるまで生を称えることだと言える。 バタイユの「エロティシズム」に見られる言葉です。 また、禁止を犯すことがエロティシズムだとか、犯されるために禁止があるとかめんどくさいことを並べています。 どうもキリスト教文明圏の人々は性愛の分野になると、ややこしいことを言い出す傾向があるように思います。 それに比べて、わが国では面倒なことは言いません。 江戸時代に書かれた「色道大鏡」に見られる記述は、遊郭のしきたり、遊女の番付、遊郭での笑い話などばかりで、色ということを突き詰めようとはしません。 また、同じ江戸期...