2010-12-23

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映画

ネメシス・ゲーム

DVDで「ネメシス・ゲーム」を観ました。 とある廃墟でゲームの答えを壁に書いていくよいう奇妙なゲーム。 出題者が誰なのかはわかりません。 ある一定の量のクイズに正答すると、この世の定めがわかる、という都市伝説を題材にしています。 サスペンスとしては、難解です。 クイズを禅の公案のようなものととらえているようです。 善悪なんてない、定めだけがある、というクイズをなしとげたらしい白人青年の言葉は、私たち日本人にとっては馴染み深い考えで、なんとも思いませんが、善悪二元論が頭にこびりついたキリスト教文化圏の人には新鮮に響くんでしょうかねぇ。 それにしても定めを悟ると殺人衝動を持つというのはなんだかわかりません。 善悪がないから殺人も悪ではない、ということでしょうか。 哲学的な文芸映画をサスペンスの手法で撮ろうとして、うまくいきませんでした、みたいな映画です。 なんだか消化不良ですねぇ。ネメシス・ゲーム ジェシー・ワーンアルバトロス↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
思想・学問

デザイナー・ベビー

最近出生前診断とやらで、胎児のうちに遺伝的な病気や障害の有無がかなりの程度まで判定できるようになり、そのために異常がみつかった子を堕胎する例が増えているやに聞きました。 さらには着床前診断というのがあって、受精卵のうちから遺伝子情報により、将来の遺伝病などのリスクが分かるとか。 その場合妊娠しないという選択肢があり得ます。 障害児を育てる可能性が高いと分かった時、親が堕胎の判断を下してしまうのも理解できますが、なんとも嫌な感じです。  ナチス・ドイツが行った優生学思想に基づく精神障害者や同性愛者の大量虐殺を思い出します。 2000年、ノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈博士は、教育改革国民会議で、いずれは就学時に遺伝子検査を行い、それぞれの子供の遺伝情報に見合った教育をする形になって行くだろう、と言って物議を醸しました。 これは要するに遺伝的要素だけでエリートを選別し、特別な教育を受けさせようということで、ナチの優生学思想と根本で通じるものです。 古くはプラトンも「国家」で、優秀な男女を結婚させて優秀な子どもたちを支配階級として教育し、その他大勢は支配されるがままになる羊たちの幸福を与え...
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