2010-12

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思想・学問

physical, mental, spiritual (肉体的、精神的、霊的)

世界保健機関(WHO)の健康の定義をたまたまみつけて、興味深く感じました。 Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 英語は苦手ですが、私なりに解釈すると、健康は、単に疾病または虚弱ではないということではなく、肉体的、精神的、霊的に完全で、且つ社会的に活発な状態です、といった意味になろうかと思います。 私が面白いと思ったのは、physical, mental, spiritual (肉体的、精神的、霊的)の部分です。 普通に考えると、肉体と精神が完全であれば健康なんじゃないの、と疑問に感じますが、WHOはあえて霊的、の一語を加えています。 恐らく、キリスト教徒が作った定義であろうと推測します。 すると霊的ということは、キリスト教を信仰し宗教的に充足している、という意味だと推測されます。 もちろん、WHOはキリスト教の組織ではありませんから、これを敷衍し...
映画

CUBE

昨夜、DVDで「CUBE」を観ました。 立方体の各面にドアが一つ。 その立方体に六人の男女が同じ作業着のような服を着て、目覚めます。 なぜそこにいるのか、誰が連れてきたのか、連れてきた者の意図は何なのか、立方体はどういう構造になっているのか、謎だらけです。 6つあるドアを開け、中をのぞきこんでみると、同じように各面にドアがある立方体です。 ただし、ドアには9ケタの数字が刻まれています。 ドアを開け、他の立方体に入ってみる男女。 しかし立方体には、安全な立方体と、罠を仕掛けられた立方体があることに気付きます。 罠は、誰かが入ってくると硫酸が吹き出てくるものだったり、音がすると無数の槍が突き出てくるものだったり。 いずれにしろ、命を奪われる危険性が高い罠です。 9ケタの数字に数学科専攻の女子大生が挑みます。 素数なのか、因数分解による解に秘密があるのか、暗号か。 安全な立方体を選んで進むうち、六人は疑心暗鬼に陥ります。 この中にこの企みの首謀者あるいはスパイがいるのではないか、永遠にこのキューブ(立方体)地獄から抜け出せないのではないか。 六人はあるいは主導権を握ろうとし、あるいは自暴自棄...
文学

冬ごもり

デートがある日に急ぎの仕事が入った場合、仕事とデートのどちらを優先しますか、という質問に、なんと7割以上が仕事と答えたそうです。 この不景気のご時世、恋愛沙汰に浮かれていては職を失う、という危機感が強いのでしょうか。 その昔、バブルの頃にクリスマスイブに豪華なデートを楽しむのが当然という悪しき風潮がはびこり、なかにはデートのハシゴをする猛者まで現れました。 学生だった私は異教の祭りに参加する気はなく、部外者として世の浮かれぶりを傍観していました。 当時は恋人がいるかいないかがその人の人間的価値を決める尺度であるかのようなことを言うやつがいて、嗤わせてもらったものです。 師走に入って、町はクリスマスムードが盛り上がってきました。 プレゼントを楽しみにしている子どもたちには待ち遠しい日でしょう。 肩の力が抜けた中年になった私は、異教の祭りだと目くじらを立てず、華やかなイルミネーションを楽しんだり、シャンパンを飲んだりします。 それにしても師走に入ってから暖かい日が多いですね。  冬は寒いほど詩情豊かになるというもの。 暖かい冬というのは間が抜けていますね。 葱買うて 枯木の中を 帰りけり ...
思想・学問

死んだらどこへ行くんだろうという素朴な疑問は、誰しも幼い頃持っていたのではないでしょうか。 それが成長するにつれ、正解がない問いだと知り、問うことそのものを止めてしまいます。 分からないことは考えないのが手っ取り早い逃げ道ですから。 縄文前期、広場があってその周りに竪穴式住居が建てられていたようですが、広場には、墓地がありました。 死してなお、死者たちは生者たちと同じ空間にとどまり、一緒に時を過ごしていたのですね。 縄文後期になると、お墓は集落の外に作られるようになり、死者と生者は別の場所で、それぞれ過ごすことになりました。 しかし日本人は、魂の不滅を信じていたようです。  翼なす  あり通ひつつ  見らめども  人こそ知らね  松は知るらむ 「万葉集」にみられる山上憶良の歌です。 有馬皇子の魂は鳥となって羽ばたいていることを人は知らないが、結びの松は知っているだろう、というような意かと思います。 旗の 小幡の上を 通ふとは 目には見れども 直にあはぬかも 「万葉集」の倭姫王が夫であった天智天皇をしのんで詠んだ歌です。 天智天皇が小幡の上を行き交う姿を詠んだ哀切なものです。 この時代...
映画

隣の家の少女

昨夜はかなりきついDVDを観ました。 「隣の家の少女」です。 暗黒作家とも言われるジャック・ケッチャムのベストセラー小説を映画化したものです。 実際に1950年代にアメリカで起きた事件を題材にしています。  両親を事故で亡くした高校生と小学生の姉妹が、親戚の家に引き取られます。 その家の家族は中年の婦人と四人の息子だけでした。 初めのうちこそうまく生活していますが、やがて婦人は姉妹、とくに姉に辛くあたるようになります。 そんな頃、隣の家に住む12歳の少年と姉が知り合い、友達になります。 婦人の姉に対する態度は尋常なしつけの閾を超え、虐待になっていきます。 少年と少女は美しい田園風景のなかでザリガニをとったり、絵を描いたり、親交を深めていきます。 おそらく少年にとっては初恋だったのでしょう。 しかし婦人は姉が生意気だとして地下室に軟禁。 ついには両手を縛ってつるし、思春期の息子たちに命じて全裸にしてしまいます。 さらには逃亡を図ったとの理由で息子たちに少女を強姦させ、焼けるナイフで姉の腹に「私は淫売です」と彫り、バーナーで姉の陰部を焼いてしまいます。 隣家の少年は一部始終を見るように婦人...
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