2010-12

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思想・学問

ヒ素

今日は天候が悪いせいか体が重く、起き上がることすら億劫で、休んでしまいました。 あらかじめ取っていた休暇と違い、なんとなく罪悪感がありますが、休むことに罪悪感を覚えるのも病気の症状だとリワークで習いました。 とにかくゆっくり休もうと思います。 新聞で、ヒ素を摂取して生きるバクテリアが発見されたと知りました。 ヒ素といえば猛毒。 リンというのが生命維持に必要不可欠な物質と考えられていたところ、このバクテリアはリンがない環境下でヒ素を摂取し、リンに置き換えていたとのことです。 この発見によって、想像もできない方法で生命維持をする未発見の生物や、地球外生命体が存在する可能性が出てきたということでしょう。 われわれ人間がこの世に在る不思議を思えば、何が存在したところで驚くに値しません。 折りしも生物多様性が叫ばれる昨今。 私たち人間はあらゆる生物と等価値であり、この世の王だとか神に似せられて作られたとか、神によって選ばれたとか、そういうたわ言はやめるべきでしょう。  ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

アウトレイジ

昨夜、北野たけし監督の最新作、「アウトレイジ」をDVDで鑑賞しました。 世界の北野の作品といえば、賛否が分かれる激しい暴力シーン。 この映画はヤクザの権力闘争を描いて過激です。 だいたい悪役しか登場しません。 全員暴力的で戦闘的。 ヤクザに内通している暴力団対策の警察官からして、いやなやつです。 子分であろうと親分であろうとおのれの出世のためには容赦なく裏切ります。 実際のヤクザ社会とは違う、架空のヤクザ社会だろうと思われます。 生き残るのは、経理に長けた英語ぺらぺらのインテリヤクザと、好感度の高い三浦友和。 面白いといえばこれほど面白い映画はなく、いやな映画といえばこれほどいやな映画もありません。 北野作品独特の静かで青みがかった映像が、暴力映画なのに詩的で美しい。 でも結局一番怖いのは、国家権力の陰にかくれてやりたい放題をやりつくす警察です。 結局国際社会も大人の社会も子供の社会も原理は同じ。 強い者が得をする。 そして誰もが強い者になりたがる。 私はそういう人間社会に嫌気がさしました。 サラリーマンながら、ご隠居のような、世捨て人のようなスタンスで生きていきたいと思います。アウト...
精神障害

小便で洪水?-精神障害ー

私は平成16年に精神病を発症して以来、精神障害者の自助グループで、じつに様々な症状を持った当事者に会ってきました。 病名はうつ病であったり統合失調症であったり双極性障害であったり社会不安障害であったり、色々ですが、共通しているのは、医学の力を借りなければこの世をまともに生きていくことが極めて困難であると感じていることだったと思います。 ある症状の当事者を私は滑稽な悩みだと思い、きっとその人は私の悩みを滑稽だと思ったでしょう。 しかしそれでも自助グループに来るのは、滑稽に見えながら、当事者は真剣に苦しんでいることが分かり、自分のことはさておき目の前のこの人の苦しみを軽減してあげたい、と心底思うからです。 16世紀ヨーロッパの精神病の症例集に、滑稽というも哀れな症状の患者が例示されています。 小便をすると自分の尿で町中が洪水になると信じ、小便を我慢している男の話です。 医者は神父や町長ら町の有力者を呼んで、彼の小便で洪水が起きるはずがないことを懇々と説明しました。 しかし彼は頑として納得しないのです。 そこで医者は一計を案じ、町に大火災が起きたことにして、町の警報をすべて鳴らすと、例の男に...
社会・政治

78歳父、ひきこもり50歳息子を殺害

なんともいやなニュースを聞きました。 秋田市の住宅街で、78歳の元銀行員の父親が、大学卒業以来30年近くも引きこもっている50歳の一人息子を金属バットで殴り殺したというのです。 家族は父親・母親・一人息子の三人。 犯行時、母親はパチンコに熱中していたとか。 パチンコ店から帰って、返り血を浴びて放心状態で横になっている夫と、息絶えた息子を発見して警察に通報したそうです。 父親は警察の調べに、「自分や妻が死んだら息子は生きていかれないと思った」などと証言しているそうです。 50歳の一人息子の健康状態や精神状態がどうであったのかは分かりませんが、健常者であれば両親が死んだら家を売るなり貸すなりして、まとまった金を作って安いアパートで暮らし、金がなくなったら生活保護を受けるとか、働かなくても生きていく道はあったものと推測されます。 もし障害者なら障害者年金の受給を申請するという方法もあります。 いずれにしろ殺してしまったら、あらゆる生きていくための可能性が無に帰してしまいます。 父親が息子を心配してやむにやまれず凶行に至ったその心情は同情できますが、どこまで息子に過保護なのでしょう。 大の大人...
映画

マシニスト

昨夜は暗いDVDを観ました。 「マシニスト」です。 一年も不眠に悩む旋盤工の役を、「バットマン」のクリスチャン・ベールが演じています。 この役のために30キロもの減量をしたというその姿は、絶滅収容所を生き残ったユダヤ人や、バターン死の行軍を生き残った日本兵のような凄惨な痩せ方です。 一瞬モノクロかと見間違えるほど暗い映像は、独特の灰色と青が印象的で、この映画の雰囲気を盛り上げています。 不可解な出来事が頻発し、何者かに陥れられようとしていると悩む旋盤工を癒してくれるのは、旋盤工が通い詰める娼婦と、空港のウエイトレスだけ。 しかしその二人に対してさえ、自分を陥れる組織の一員なのではないかと疑惑の目を向けます。 職場では同僚を罵倒し解雇されます。 孤独と絶望のなか、旋盤工を襲う不可解な出来事のなぞが明かされます。 雰囲気が抜群に良いサイコ・サスペンスです。 主人公の苦悩が、痛いほど胸に突き刺さってきます。 そして最後まで謎めいたシーンが連続し、観る者はまるで迷宮を彷徨うかのごとくです。 ただ、オチは平凡です。 オチの平凡さを考慮しても、お薦めの一作です。マシニスト スコット・コーサーアミュ...
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