2011-01-06

スポンサーリンク
思想・学問

父親不在

最近NHKで今年の大河ドラマ「江」の宣伝をしていますね。 江は秀吉の命令で三回もほとんど会ったことのない男と結婚させられたとか。 しかしそれは時代標準であり、ご本人はなんとも思っていないようです。 秀吉は江の父親ではありませんが、父親的役割を引き受け、父親として三回の婚姻を進めたのでしょう。 かつて、父親は家族の上に君臨する権威者であることを求められました。 その役割は、社会性や協調性を厳しく子に教え、強さを演じ、優しさを装い、背中で語ることでした。  昔のドラマでちゃぶ台をひっくり返すシーンがでてきますが、あれ、本当にあちこちで見られた光景なんですよねぇ。 何人か子どもの頃にそういう目に会った友人を知っています。 私の父はちゃぶ台をひっくり返すことこそしませんでしたが、怒ると鬼の形相でした。 不登校とかひきこもりが社会問題になるようになって、よく父性の喪失と母性の過剰が原因ではないか、という言説を目にします。 父親は仕事に追われてほとんど家にいない、母親は過剰な愛情を注ぐ、その間子どもは社会性を身につけることが不可能になり、自らに閉じこもる、というわけです。 ことはそう単純ではありま...
映画

ライアーゲーム ザ・ファイナル

昨夜は私には珍しく、メジャーな日本映画を観ました。 「ライアーゲーム ザ・ファイナル」です。 テレビシリーズを全く観ていなかったので、どうしようかなと思いましたが、この作品がレンタル店の新作の棚に20本くらいパッケージが見える形で陳列され、そのうち19本がレンタル中、1本だけ残ったDVDを反射的に手にとりました。 さて、内容は・・・。 巨額の金を賭けて11人の参加者が事務局と呼ばれる胴元が用意したゲームを行うものです。 その間、参加者たちは騙し合い、説得しあい、少しでも己の利益が増えることを求めて虚々実々の駆け引きを繰り返していきます。  舞台装置は面白いのですが、脚本が悪いのか、キャスティングが悪いのか、もう一つ乗れません。 アマゾンでは星5つを獲得していたのですが、3つがやっとじゃないでしょうか。 同じ題材で、ゲームの参加者を若者中心に固めるのではなく、佐藤浩市や中尾彬、あるいはビート・たけしや麿赤児などのアクの強い役者や、片岡仁左衛門などの涼しい顔で悪そうな二枚目オヤジ、本当のスットコドッコイに見える中井貴一など、一癖も二癖もあるオヤジ役者でかためれば、ライアーゲームは異常な緊張...
スポンサーリンク