2011-01-24

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文学

屍鬼

最近インフルエンザが猛威をふるっているそうですね。 私は五年前インフルエンザにかかり、大変な思いをしたことから、その後毎年11月に予防接種を受けるようにしており、今のところ健康です。 インフルエンザに限らず、高熱が出ると、意識がおかしくなって、幻覚を見たり幻聴を聞いたり悪夢にうなされたりしますね。 私は繰り返し、吸血鬼の幻覚に悩まされました。 吸血鬼といっても、ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」のような、吸血鬼でござい、という格好をしているわけではありません。 見た目は全く普通のおっさんやおばさん、にいちゃん、ねえちゃんが、病気の私を心配するようにベッドに近づいてきて、いきなりガブッとくるわけです。 敵だと思いもしなかった相手に攻撃されることほど怖ろしいことはありません。 インフルエンザから回復して、シンクロニシティ(必然性のある偶然、共時性ともいう)を感じる出来事がありました。 読もうと思って買っておいた長いホラー小説を回復してから読んだら、まるで私が見た幻覚とそっくりなのです。 その小説は、「屍鬼」と言います。 ある小さな村に洋館が建ち、ある一家が引っ越してきたことから、事件は発生...
社会・政治

異動拒否

横須賀市役所で、昨年4月1日付けで窓口サービス課から港湾総務課へ異動を命じられた40歳の主任が、命令を無視して窓口サービス課に出勤し続け、昨年12月に停職一カ月の処分を受けたそうですね。  サラリーマンから見ると信じられない行動ですが、なんと停職明けの今日、性懲りもなく窓口サービス課に出勤し、港湾総務課に出勤するよう説得していた人事課長が転倒してけがをする、という事件があったとか。 説得は会議室で行っていたとのことで、何があったかは不明ですが、主任が暴力をふるったのだとすれば、言語道断、懲戒免職にすべきでしょう。 4月1日に異動の辞令を受けながら、12月に停職一カ月の処分をくだすまで、8カ月もの間、主任は何をしていたのでしょうね。 元の部署の管理職や異動先の管理職、さらには市長は何をしていたのでしょうね。 不思議です。 なんでも、窓口サービス課から港湾総務課に異動すると、評価が下がるから嫌だ、と言っていたとか。 駄々っ子ですね。 異動命令に従わないほうがはるかに評価が下がることぐらい、分からなかったんでしょうか。 私の職場では、以前、50代の女性係長が、不本意な人事異動に遭い、4月1日...
思想・学問

ノスタルジア

ノスタルジアというと、郷愁とか、過去を懐かしむとかいう意味で使われますが、元々は精神病を表わす言葉だったそうです。 スイスの精神科医が、異国の前線で戦う兵士たちに蔓延した、抑うつや悲哀感をともなう症状で、これを説明するために、造語をしたそうです。 2つのギリシャ語、「nostos」:帰郷、および「algos」:心の痛み、を基にして造った合成語で、「故郷へ戻りたいと願うが、二度と目にすることが叶わないかも知れないという恐れを伴う病人の心の痛み」というのがその定義です。 しかし今では、ノスタルジアを精神病の一つとして使うことはありませんね。 多くは中高年が若かりし頃の流行りや風俗にノスタルジアを感じること。 しかし近頃、「三丁目の夕日」とか、横浜ラーメン博物館とか、昭和30年代に特化したノスタルジアを国民総出で感じているように思います。 言わば、集団的ノスタルジア。 自分が生まれる前の時代にノスタルジアを感じるというのは、本や映像でしか知らないわけですから、当然理想化が起きているものと想像できます。 歴史学者や歴史オタク、あるいは古典文学者などは、その最たるものではないでしょうか。 司馬遼...
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