2011-01

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社会・政治

テロ

ロシアの空港でテロ事件がありましたね。 9.11以来、少々のテロ事件では驚かなくなってしまいました。 イラクやアフガニスタンでも頻発しているとか。 冷戦が終わって20年。 世界は平和に向かうのかと思いきや、民族紛争に宗教対立、それに大規模なテロ。 国家間の戦争とは違い、誰が敵だかわからない、という状況のなか、世界は困惑しています。 多くはイスラム過激派によるものですが、本当に思想的に過激なテロリストもいれば、生きるために、職業としてテロリストになった者もいるでしょう。 世界はテロとの戦いを合言葉に、掃討作戦をやったり、空爆をしてみたり。 その結果テロリストとは何の関係もない一般市民が多数犠牲になっています。 なんとかしなければ、とは思うものの、どうしてよいかわからない、有効な策がない、というのがどの国でも共通した認識でしょう。 テロは究極のゲリラ戦。 米国がベトナムで勝てなかったのも、ベトコンが徹底したゲリラ戦にでたからでしょう。 話し合いをするにしても、戦うにしても、相手が幻のように現れては消えるわけですから、どうにもなりません。 結局手荷物検査や身体検査を徹底するくらいしか手はあり...
思想・学問

原爆のフェティシズム(物神崇拝)

私は母が四歳のときに長崎で被爆した被爆二世です。 で、母は被爆者手帳を持っています。 これを持っていると、都営交通が無料だったり、様々な恩典が受けられるのです。 母はぴんぴんしていますし、被爆から65年もたっているのですから、そのような優遇措置は不当なものですが、被爆者団体が組織としての圧力を維持するために、なるべく手帳保持者を多く保ちたい、という考えのようです。 また、被爆者の一割は朝鮮半島から連れてこられた人々だと言いますが、彼らには日本政府からの優遇措置はありません。 日本に居住していれば手帳を受けられますが、朝鮮半島に帰国してしまえば、手帳の効力は失効します。 しかも朝鮮半島の人々は被爆後、避難できる親戚もなく、そのまま爆心地近くに留まったため、日本人以上に悲惨な最期を遂げたそうです。 爆心地近くで目をカラスに突かれた遺体があれば、ほぼ朝鮮半島の人だったとか。 遺体を処理してくれる親族や友人がいなかった、ということでしょう。 朝鮮半島の被爆者にとって、手帳はフェティシズムの対象となってしまいました。 日本人被爆者のフェティシズムといえば、千羽鶴でしょう。 被爆から10年後に急性...
映画

輪廻

「呪怨」シリーズで有名なJホラーの鬼才、清水崇監督の「輪廻」を観ました。 これは名作です。 「呪怨」は恐怖シーンが多すぎて失笑がもれるほどでしたが、「輪廻」は適度に抑えた演出と、新鮮なアイディアが詰まった佳品です。 35年前にあるホテルで起きた大量殺人事件。 これを映画化することになって、新人女優が主役に抜擢されます。 役は、犯人の娘で、事件で最後に殺される少女です。 これを優香が演じて、鬼気迫る演技力を見せつけます。 正直、優香がここまで狂気をはらんだ演技を見せるとは思いませんでした。 新人女優は撮影が進むにつれ、35年前の事件に絡んだ幻覚や悪夢に苦しむようになります。 新人女優以外にも、何人もの人々が、35年前の事件に吸い寄せられていきます。 やがて映画撮影の様子、事件当時のこと、事件に振り回される人々、この三つの映像が行きつ戻りつしながら、大団円に向かって加速していきます。 特にラスト。 優香と犯人との関係性に気付いた犯人の妻がじつに怖ろしい行動にでます。 ホラーファンではなくても絶対にお勧めできる、一流の心霊ホラーです。 ああ、怖くて幸せ。輪廻 プレミアム・エディション 優香,...
社会・政治

雇用

最近ニュースを見ても新聞を読んでも、雇用の話ばかりですね。 大卒の新人の内定率が60数%で過去最低だとか、30代後半の非正規雇用者が増えているとか。 それでも働いていればいいほうで、ひきこもりだとかニートだとか。 私も精神病で長く休んだことがありますので、仕事をしていない、あるいは、みつからない不安というのは想像できます。  しかし、雇用のミスマッチというか、業種によっては人が集まらないところがあるそうですね。 それと中小・零細。 大企業をひたすら目指して就職できないよりは、社会状況と自分の能力に折り合いをつけて妥協することが必要だと思います。 というか、生きるということは毎日が妥協の連続。 どんなに夢を描いても、野球少年の誰もがプロに行ってスターになれるわけではありません。 若い歌手などが無責任に歌う、夢をあきらめないで的な発想は、凡人を不幸にするものと思います。 人間到る処青山あり。 山一証券や北海道拓殖銀行の例をあげるまでもなく、大企業といえど潰れることはあります。 日本航空のように大量解雇することもあります。 どんな会社であれ、職種であれ、そこが青山かもしれません。 あるいは、...
思想・学問

箸礼讃

日本の家庭では、大抵お茶碗と箸は自分の物はこれ、と決まっています。 お父さんは大きくて青っぽいお茶碗に太くて木製の箸、お母さんは赤っぽくて小さめのお茶碗に細めの塗り箸、坊っちゃんはアニメのキャラクターが描いてあるお茶碗に小さなお箸、という具合。 ところが、欧米では、ナイフやフォークが誰のもの、と決まってはいないようです。 大体どれも似たような銀色で大きさも変わりがありませんから、当然といえば当然です。 欧米では、誰それのフォーク、という習慣がないかわりに、マイナプキンが決まっているそうです。 旅行や外出にマイ箸を持ち歩く自称エコな人が近頃頻出しているようですが、欧米ではマイナプキンを持ち歩く人が多いとか。 なんでかな、と思ったら、「身辺の日本文化」という本に、興味深い記述をみつけました。 ヨーロッパで一般庶民がナイフとフォークを使うようになったのは、ほんの200年ほど前からだ、というのです。 それまでは、スープは木製のスプンで、パンやおかずは手づかみで食していたため、非常に手が汚れる。 そのため、ナプキンは必需品で、それぞれ自分のナプキンを持っていたらしいのです。 なんでもロシア革命の...
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