2011-02

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思想・学問

50センチ

上海の某中高一貫の共学校で、珍妙な校則が制定されたそうです。 すなわち、男女が50センチ以内に近づいてはならない、だとか。 わが国でも男女七歳にして席を同じゅうせず、という「礼記」の教えが尊ばれたことはありますが、50センチ以内はダメって、先生はいつも50センチの定規を持ち歩いているのでしょうか。  野暮ですねぇ。  「好色一代男」の主人公、世之介は7歳で初体験を済ませ、生涯で3,000人以上の女性、700人以上の少年と褥を共にしたというのに。  だいたい本当に付き合っている場合、えてして学校では素っ気なくふるまって、学校外で0センチ以下に近づいたりするものです。 校則というからには、誰かが発案して、会議にかけて、印刷して周知したんでしょうねぇ。 途中で誰かこれはおかしな校則だ、と言う先生なり事務員なりはいなかったんでしょうかねぇ。 そういえば私が通っていた高校は男女比5:5の共学校でしたが、不純異性交遊は禁止という校則がありました。 しかし手をつないでもダメということはなかったですね。 数年に一人くらい妊娠して退学する女生徒が出るらしい、とは聞きましたが、私が在学中には出ませんでした...
精神障害

借り換え失敗

以前このブログで、住宅ローンの借り換えを申し込んだ、と書きました。 11年9カ月残っている返済期間が、10年以内になるから、と。 しかし、怖れていたことが現実となりました。 銀行の審査ではなく、保険会社の審査で落ちたのです。 双極性障害を素直に告知したためです。 そうはいっても、隠すわけにはいきません。 私は障害者自立支援法の「重度かつ継続」の認定をうけ、手帳も交付され、治療費は1割負担ですんでいます。 精神病薬を大量に服用してもいます。 これでは隠しようがありません。 告知義務違反に問われ、いざというとき保険が降りないということになってしまいます。 精神障害があると保険に入れないというのは世間では常識らしいですね。 私は発症前に保険にも入り、住宅ローンも組んだので、助かりました。 もし今も借家住まいだったなら、半永久的にローンを組めず、即金で住宅を買えるくらいまで貯金に励まなければならなかったでしょう。 障害者職業センターや自助グループ、精神科医などの理解ある人々とばかり接していては気付かない、世間の厳しさを教えてもらいました。 ありがとう、保険屋さん。↓の評価ボタンを押してランキン...
その他

安宅

昨日NHKで能楽中継を放送していました。 曲は「安宅」。 歌舞伎では歌舞伎十八番の一つ、「勧進帳」として知られる、山伏姿に身を隠した義経と弁慶の一行が安宅の関でとがめられ、にせの勧進帳を読みあげて難を逃れる、有名なお話しです。 弁慶を観世流の宗家当代、観世清和が演じ、見事な舞を見せています。 宗家現在50歳、軽やかな身のこなしで舞う様は観る者を魅了しますが、顔中汗びっしょりなのは、ちょっといただけません。 面白いと思ったのは、曲の最後の段。 安宅の関を逃れ、山中で一休みしていると、先ほどはご無礼を、と言って富樫と従者が酒を持って追ってきて、酒宴を開く場面です。 富樫は本当にだまされたのか、武士の情でだまされたふりをしているのか、どちらにしても弁慶は酔ったふりで富樫に長い舞を見せ、謡いを吟じ、踊る間に義経や山伏姿の伴の者どもを逃がし、自分も棄てゼリフのように「虎の尾を踏み毒蛇の口を逃れたる心地して、陸奥の国へぞ下りける」と吟じて去っていくのです。 酒なんか飲んでもお互い酔えなかったでしょうねぇ。 一方は追う側、もう一方は追われる側。 一歩間違えば切り合いになってしまいます。 能にしても歌...
映画

発火能力(パイオキネシス)

「クロスファイア」を鑑賞しました。 宮部みゆきのベストセラー小説を基にした映画ですが、原作よりシンプルでわかりやすく、それと脚本が素晴らしく、非常に面白いSF娯楽作品に仕上がっています。 主演の矢田亜希子も良いですが、本作がデヴュー作となる子役の長澤まさみが純朴だけど怖ろしい超能力少女を演じていて、脇役ながら異常な存在感を発揮していました。 やっぱりスターというのは子どものうちから輝いているのですね。 パイオキネシスと呼ばれる、念力で発火させる能力を持つOLが、同僚で恋人になりつつある青年の妹が殺害され、しかも犯人が証拠不十分で不起訴になったことから、おのれの能力を使って制裁を試みます。 しかし失敗し、しかも周りの人間ばかり焼き殺してしまったために、悪への制裁なのか自己防衛なのか、はたまた加虐の暗い欲望を満足させるためなんだか、よくわからないうちに泥沼にはまりこみ、破滅していきます。 その間に警察内部の確執や、他の超能力者との接触、青年との淡い恋が描かれ、豪華な作品に仕上がっています。 パイオキネシスを題材にした映画というと、いじめられっ子が切れて学校中を燃やし尽くすホラーの名作「キャ...
映画

エクトプラズム

本格心霊ホラー「エクトプラズム」を観ました。 原題は「THE HAUNTING IN CONNECTICUT」というので、邦題も「コネチカットの幽霊」とでもしたほうが雰囲気が出ると思うのですが、邦題をつけた人、失敗ですね。 下の写真の口から出ている奇妙な物体がエクトプラズムで、交霊術のときなどに実際に見られる現象だそうです。 実話を基にした映画で、息子のがん治療のため、病院に近いコネチカットの古い屋敷に越してきた一家を襲う不思議な現象を描いています。 格安の家賃で借りたその屋敷はいわくつきでした。 かつて葬儀場で、地下に死体防腐処理施設があり、古いクローゼットからは死体の写真ばかり山のように出てくるのです。 がん治療に苦しむ長男が、やがて幻覚を見始めます。 それは当初抗がん剤による副作用かと思われましたが、やがて家族全員が幻覚やラップ現象に苦しむことになります。 そしてどうやら葬儀社の主はこの屋敷で頻繁に交霊会を開き、さらには黒魔術の儀式を行っていたらしいことが示されます。 病院で知り合った霊能者の牧師に助けを求めますが、牧師は悪霊と良い霊とを間違えて除霊を行ってしまい、惨劇が起きます...
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