祝日
今日は建国記念日ですね。 米国のような歴史の浅い国においてはいつ独立が宣言されたか明確なので、建国記念日というのは異論の余地のないところです。 しかしわが国において、なぜ今日が建国記念日なのかといえば、「日本書紀」にみられる初代天皇の神武天皇が即位された日を、太陽暦に換算すると、このあたりらしい、ということが根拠になっているようです。 実際のところはその日をもって日本国が成立したわけもなく、もっとゆるやかに、長い時間をかけて国が成立していったものと推測されます。 それをもって建国記念日を否定しようという論もみかけます。 しかし、クリスマスやハロウィンがそうであるように、根拠の薄弱な記念日というのは洋の東西を問わずあまたあり、薄弱だから否定しようというのはいかにも野暮な話です。 一種の共同幻想みたいなものですが、それを尊重するのが共同体を維持する装置にもなっています。 その日に建国された、と考えるのではなく、広い意味でわが国の成り立ちを考える日、と考えればよいのではないでしょうか。日本書紀〈1〉 (岩波文庫)坂本 太郎岩波書店日本書紀〈2〉 (岩波文庫)坂本 太郎,井上 光貞,家永 三郎...