2011-03-29

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思想・学問

通訳

明治初期の英語通訳というと、なんとなく西洋かぶれしたイメージがありますね。 しかし、ある日本人の青年通訳は、英語を習得しながらもキリスト教をはじめとする西洋文化に馴染もうとせず、英国婦人を相手に「東洋思想に比べれば西洋思想など2,3日前に生まれた赤子のようなものだ」、と傲慢に言い放ちます。 その通訳は明治初期に東京を出発して北海道まで旅したイザベラ・バードの従者でした。 イザベラ・バードは従者の非礼を責めましたが、従者は「今後気を付けます。しかし私は牧師の礼儀作法を真似したにすぎません」と言って恥じなかったと言います。 下関事件の講和会議時の高杉晋作は、英国公使パークスの通訳、アーネスト・サトウから「魔王の如く傲然として見えた」と評されています。 負けた側なのに。 明治初期の日本人は傲慢なほどに堂々としていたんですねぇ。 江戸末期の侍の写真なんか、判で押したように険しい顔をしています。 一方、明治10年に両国花火大会に屋形船で繰り出した大森貝塚発見者のモースは、西洋だったら怒声が飛び交うような混雑のなか、「アリガトウ」と「ゴメンナサイ」しか聞こえず、みな笑顔だったことに驚き、日本人が西...
社会・政治

利害

ここ数日ロシアと中国が領空侵犯すれすれのことをやって、民主党政権が震災への支援をもらっていることに配慮したのか、抗議していないことを問題視する論調がみられます。 いやですねぇ。 まるで私たちの社会は毎分毎秒が利害の対立とその調整で成り立っているかのごとくです。 しかし私個人のことを考えれば、私以外の他人はすべて私に危害を加える可能性があり、当然、、私自身が私以外の他人に暴力をふるったり暴言を吐いたりする可能性があります。 最も信頼がおけるはずの親や子どもであっても、無理心中を図ったり、あるいは家庭内暴力をふるったりしますね。 すると究極のところ、私以外の人間は誰も信用できないということになります。 さらに考えると、リストカットなどの自傷行為や自殺など、私が私を傷つける可能性も否定できません。 他者のみならず、おのれとも、毎分毎秒折り合いをつけていかなければならない、厄介で因果な生き物が人間でしょうか。  そのせいか、人間は宗教や道徳観念を発達させてきました。 しかしこれらが実際の危機に役だったことはほとんどありません。 むしろ価値観の違いのせいで争いの種になったりします。 今大方の人が...
映画

ROOM33

昨夜、DVDで「ROOM33」を観ました。  ローラースケートの試合会場に向かう途中、道に迷ったらしく、奇妙な廃墟にたどり着いた男女8人。 ガソリンが無くなりかけて、仕方なくその廃墟で夜明かしすることに。 しかしどうも奇妙な気配が漂い、残っていた書類から元精神病院であったことが知れます。 そこへ突如現れる少女。 そして殺人鬼とも幽霊ともつかない男による両目をえぐるという残忍な方法での殺人。 サイコ・ホラーなのか心霊ホラーなのか、最後まで観てもよくわかりません。 わかるのは、少女が精神病患者らしいこと、殺人に関係しているらしいこと。 雰囲気は良いのですが、なんとも中途半端な作りになっています。 消化不良な感じです。ROOM 33-THIRTY THREE- チャド・コリンズビデオメーカー ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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