2011-04

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その他

昔の大河

今日NHK-BSでずいぶん古い大河ドラマ総集編を再放送していました。 「新平家物語」です。 平清盛が仲代達也、建礼門院が佐久間良子、高倉天皇が片岡仁左衛門、義経が志垣太郎、その他藤田まこと、北大路欣也、中尾彬、若尾文子、緒方拳などなど、今では考えられない豪華キャストで、当たり前ですがみな若い。 高倉天皇を演じた片岡仁左衛門など、気持ち悪いくらいの美男子ぶりです。 そして、原作は吉川栄治、脚本は平岩弓枝で、セリフもナレーションも格調高く、十年ほど前から怒鳴り芝居が流行りだしたNHK大河とは思えないほど、静かな演出で、合戦をする武者たちも、平時には和歌などたしなみ、笛や鼓に酔うみさびさ。 うなるほかありません。 今年の「江」はあんまり評判がよろしくないようですが、30年もすれば、今は若い役者たちも大物の貫禄を身につけ、昔の大河は良かったと、うなるのでしょう。 諸行無常をテーマにした「新平家物語」。 ドラマ自身が昔のものになり、鬼籍に入った往年の名優を見るにつけ、諸行無常を感じさせるとは、NHKの放送戦略も相当あざといと知れます。 しかし私はそのあざとさにまんまと乗っかり、昔の大河に酔ったの...
社会・政治

辞任

昨夜、小佐古敏荘(こさこ・としそう)内閣官房参与(東京大大学院教授)が、参与の職を辞したとのニュースが飛び込んできました。 なんでも現政権は原子力事故の際に守るべき事故対応のマニュアルを無視して場当たり的なやり方を繰り返し、事故の処理に失敗し続けており、いくらご注意申し上げても取り合ってもらえず、何を言っても無駄なら参与に留まる意味がない、ということが理由だそうです。 わけても幼稚園、保育園、小学校などの放射能基準値を年間20ミリシーベルトまで引き上げたことは、子供を危険にさらし、己のヒューマニズムにてらして到底容認できない、とまで言い放っていました。 私には20ミリマイクロシーベルトという値がどの程度危険なのか見当もつきませんが、原子力が専門の学者がそこまで政権を批判するということは、よほどのことと思われます。 参与就任からわずか一ヵ月半、この間どれだけ悔しく、歯がゆい思いをし、参与という立場がいかに虚しいものかを痛感させられたであろうことは想像に難くありません。 人間の能力には個人差があり、脳の容量も人によって違います。 そういう意味ではコンピュータに似ています。 今はスーパーコン...
社会・政治

ゆるい

先程らい英国王室の結婚式をテレビで生中継していましたが、もう見る気が失せました。 まるっきり格好悪いんですよねぇ。 ゆるい褌みたいです。 わが国が行う儀式の荘厳さにくらべると、月とすっぽんですねぇ。 無駄に長く、無駄にリラックスしていて、新郎の弟など、最前列に立っていながら後ろ髪は寝癖のまま、さかんに後ろをふり返っては花嫁の衣装などに気をとられている風情。 わが国の庶民が行う神前式のほうがよほど緊張感があります。 儀式というのは極限まで緊張を強い、呆気ないほど短く終わるのがわが国の美意識ですから、畜肉ばかりを食らい、居もしない神様などを讃える歌など歌っても、わが国の長きばかりが強調され、外つ国の短きを思い知らされるばかりです。 ま、それはそれとして。 外つ国の短所をあげつらっても仕方ありますまい。 それにしても思うのは、人間という種の限界です。 民主主義と言いながら、差別はいかんと言いながら、多数の国で王様だか皇帝だか天皇だかを大事にいただいている愚かさ。 生まれながらに卑賤な者はいないとさかんに宣伝するくせに、生まれながらに高貴な者はいるという嘘は守り続ける欺瞞。 およそそういうもの...
映画

6

なかなか示唆に富んだソリッド・シチュエーション・スリラー「6」を観ました。 6とはサイコロ=ダイスのことです。 目が覚めると、監禁されています。 共通点は自殺を図った者6名。 幼いころ、目の前でサイコロをふり、目の数だけ弾丸を込めたリヴォルバーで自殺した父を持つ殺人鬼。 彼は物事は神の意思でもなく、人の意思でもなく、ダイスの意思で決まる、と思い込み、精神病院への入退院をくりかえします。 父親が富豪だったため、彼はその金を使って究極のギャンブルを始めます。 自殺未遂者を拉致監禁しては、その者が図った自殺方法に見合った方法で生きるか死ぬかを賭けるのです。 例えば拳銃自殺を図った者なら、拉致した別の者にダイスを振らせ、目の数だけ弾を込めて撃たせる、ロシアンルーレットを、入水自殺を図った者なら水槽でおぼれさせ、ダイスの目が1なら1分後、6なら6分後に助ける、手首を切った者なら1で1リットル、6で6リットルの血液を抜く、などです。 そしてこのゲームに生き残った者は、新たな人生を手に入れ、彼の信奉者として彼を崇める団体の一員になるのです。 サイコロほど単純ではないにせよ、神でも運命でもよいですが、...
社会・政治

昭和の日

今日は昭和の日ですね。 法律に拠れば、激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす、とされています。 元号を冠した祝日というのはこの日だけ。 いかに昭和という時代が今のわが国にとって大きな意味を持っていたかがわかります。 文化の日は明治天皇の誕生日ですが、建前上、明治天皇の誕生日とは関係ないことになっています。 昭和20年の大日本帝国の崩壊までは戦争に明け暮れ、その後わが国始まって以来始めての外国による占領という屈辱を味わい、続いて高度成長からバブルと、わずか63年の間にわが国の様相は大きく変貌を遂げました。 しかし当然のことですが、わが国の国民性は大日本帝国時代のそれとなんら変わるところはありません。 今回の震災によって示された一般庶民の高いモラルがそれを証しています。 昭和天皇崩御の時、私は大学1年生でした。 歴史の節目にその場に居合わせたい、という欲望に駆られた私は、崩御当日皇居に向かったのでした。 東京駅で電車を降りたとき、すでに皇居に向かう人であふれていましたっけ。 大喪の礼の日はすべてのテレビ局が中継し、人々は歌舞音曲どころか飲酒さえ自粛し、国中が...
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