2011-04-14

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文学

神の子供たち

村上春樹の短編集に、「神の子供たちはみな踊る」という作品集があります。 米国で映画化もされました。 阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件にまつわる物語群です。 ストレートに両事件を扱ったわけではありませんが、これらを契機として作者が感じた圧倒的な暴力に対する予感が、神話的に語られます。 このたびの震災でも、私たちは自然が発する圧倒的な暴力の前に、人があまりにも無力であることを痛感させられました。 しかしおそらく、古来、私たちは災害にあうたびにたくましくなり、いわば災害を喰らって進歩してきたのでしょう。 今回、地震・津波・原発事故の三重苦という未曽有の災厄に襲われたわけですが、時間はかかっても、日本人は見事によみがえるでしょう。 今回学んだことの一つに、弱い内閣では危機に対応できない、ということでした。 それは誠に不幸な学習方法でしたが、起きてしまったことはどうにもなりません。 最近、枝る、という言葉がネット上で流行っているそうです。 枝野官房長官の働きぶりからきた言葉で、①寝る間も惜しんで働く、②無能な上司の下で必要以上に苦労する、の二つの意味があるそうです。 これもまた、危機に接してわか...
社会・政治

不気味

小沢一郎議員が不気味な動きを始めましたね。 菅内閣では地震・津波・原発の3点セットを処理できないだろうということで、鳩っちと組んで小鳩枢軸を復活させ、菅総理を引きずり降ろそうという腹積もりのようです。 自らを支持する議員たちと会合を重ねては、気勢を挙げているとか。  菅総理、特命担当大臣やら内閣参与やら、震災復興会議やら、やたらとポストと組織を作って指揮系統を不明瞭にし、手柄は自分のものに、失政は各担当大臣や内閣参与に押し付けようという意図が見え見えです。 役人や東京電力社員を怒鳴りつけてばかりで明確なビジョンも示さず的確な指示も飛ばさず、よきに計らえとさえ言わず、原発周辺は10年は住めないなどと不用意な発言をして徒らに被災者の神経を逆なでするばかり。 歯がゆいですねぇ。 総理大臣には強大な権限があり、一時的に独裁的手法をとれば、素早く様々な対策が打てるのに。 そのための総理大臣なのに。 ナーバスになった菅総理、官邸で「私は貝になりたい」でも観ているんでしょうか。 本来政争に明け暮れている場合ではありませんが、腑抜けのようになってしまった菅総理のもとでは、震災復興は望めません。 急がば...
映画

ワナオトコ

昨夜、「ワナオトコ」というふざけたタイトルのアクション・ホラーを鑑賞しました。 原題は「Collector」というそうです。 内装業者の男が、妻が抱える多額の借金のため、昼に仕事に入った家に宝石を盗みに入ります。 その家の家族が旅行で留守にしていることは調査済み。 腕に覚えのある金庫破りの技で、難なく盗みを終えられるかと思いきや、何やら物音が。 どうやら邪悪な侵入者がいるらしいことに気付きます。 侵入者は家中にワイヤー、刃物、ネズミ捕り、ありとあらゆるワナを仕掛け、旅行に出たはずの家族を犠牲にしていました。 内装業者の男は生き残っていた幼い女の子を救出すべく、邪悪な侵入者に立ち向かいます。 過激な残虐シーンのゆえに18禁になっており、それも当然と思わせるほど様々な手口のワナで、血しぶきが舞います。 その爽快感さえ感じさせる邪悪さは、この手の映画のなかでも群を抜いています。 なんとなくシリーズ化されそうな予感がします。 シリーズ化したら、ワナオトコはジェイソンやブギーマンやフレイディに匹敵するダーク・ヒーローになり得るでしょう。 グロいシーンに抵抗にない方はぜひご観賞ください。ワナオトコ...
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