2011-04

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思想・学問

ハッブル宇宙望遠鏡

ハッブル宇宙望遠鏡といえば、地球の周りの回りながらはるか彼方、宇宙の先を見つめ続けるロマンティックな望遠鏡です。 打ち上げてもう20年。 当初は15年の寿命を見込んでいたと言いますが、スペースシャトルなどによって修理を重ね、今もなお現役です。 この望遠鏡が撮影した美しい写真が公表されました。 地球から3億光年も先、アンドロメダ座の方にある渦巻型の、花のような銀河です。 しかしこの姿は、3億年前のものなのでしょうか。 とてもそうは思えませんね。  この美しい銀河の中に、知的生命体が存在するとしたら、私たち地球人をどう思うでしょうね。 接触を拒むかもしれません。 なにしろ私たちは争いごとが大好きですから。 あるいは青く輝く美しい星に、巨大な望遠鏡を覗いては、魅せられているかもしれません。 それならなおさら、接触しないほうがよいでしょう。 彼らの幻想を壊してしまいますから。 それとも、そこに生息するのは、古典的なSF作品にみられる野蛮で凶暴なタコ型の生き物かもしれません。 それならこっちから願い下げです。 いずれにしても、私にはこの巨大な銀河に生物がいないということは信じられません。 菌類の...
文学

屋上の狂人

今、精神障害者は、グループホームや心理カウンセラーなどの力を借りて、障害を抱えたまま、社会に適応して自立した生活を送ることが求められています。 古くは座敷牢に一生閉じ込められていたことを思えば、隔世の感があります。 しかし私は、自立することが、そのまま精神障害者にとって幸せなのか、疑問に思うことがあります。 菊池寛の小説に、「屋上の狂人」という作品があります。 むやみと高いところに登りたがり、高いところから空を眺めてさえいれば幸せなのです。 ある時父親が、息子に憑いている者を払ってほしい、と巫女を連れてきます 巫女は狐が憑いていると見抜き、木の枝にぶら下げて煙で燻せば狐が出ていく、と言います。 母親は「そんなむごいことはできない」と言い、弟は「医者が治せないものは世界中の神様を連れてきたって治せない」と言います。 母親は情から、弟は合理的精神から、巫女のやり方を批判します。 さらに弟は、「兄さんがこの病気で苦しんどるのなら、どなな事をしても癒して上げないかんけど、屋根へさえ上げといたら朝から晩まで喜びつづけに喜んどるんやもの」、「兄さんのように毎日喜んで居られる人が日本中に一人でもあり...
映画

ワルキューレ

昨夜は戦争映画を観ました。 トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」です。 北アフリカ戦線で片手と片目を失ったシュタウフェンベルク大佐はベルリンの予備軍司令部に配属されます。 そこは反ヒトラーの将校や将軍の巣窟で、シュタウフェンベルク大佐も祖国ドイツを救うため、ヒトラー暗殺計画に加わります。 大佐は総統の隠れ家、狼の巣で開かれる作戦会議に総統とヒムラーSS長官が出席すると聞き、自ら会議出席者として爆弾を持ち込み、ヒトラーとヒムラーの爆殺を試みます。 同時に、ベルリンの予備軍司令部では、反乱が起きたときにこれを鎮圧するためのワルキューレ作戦を発動、事件をSS(親衛隊)の不満分子による仕業とし、SS、ゲシュタポ、SA(突撃隊)などの幹部を一斉に逮捕し、通信手段を遮断して各官庁や放送局を占拠し、一気に新政権を樹立し、連合国との和平交渉に入る予定でした。 しかし予備軍の司令官がヒトラーが確実に死んでいるとの確認がとれないことを理由にワルキューレ作戦の発動をためらいます。 結局大佐がベルリンに戻り、確かに爆発した、という証言を得て、やっとワルキューレ作戦を発動します。 狼の巣ではヒトラーはかすり傷で...
社会・政治

44,300,000円

タイトルの金額、なんだと思いますか? 平松大阪市長が時期市長選で落選した場合に支払われる退職金だそうです。 1期4年で44,300,000円。 サラリーマンが約40年勤めてもらえる退職金が25,000,000円くらいでしょうか。 さぞかし激務なんでしょうねぇ。 大阪維新の会の大阪知事が言うには、大阪市長の退職金は内閣総理大臣の8倍だそうです。 かっくりげえっちゃいますねぇ。  阿久根の元市長、竹原氏は口を開けば公務員の給料が高い、公務員は特権階級だ、とほえていますが、阿久根市役所職員の給料は特別高いわけではないですね。 ただ景気の悪化で民間企業の賃金が落ちた割には市役所職員の給料が落ちなかったということでしょう。 景気が良くて民間の給料が上がっても役所はそれほど上がらないので、賃金に対する哲学の相違とでもいうべきで、竹原氏の言い分は話半分に聞いておけばよいでしょう。 それにしても、大阪市長の退職金、すごいですねぇ。 羨ましいですね。 他の地方自治体の長はどのくらいもらうのか知りませんが、4年間月給もボーナスももらってこれだけの退職金、政治を志す者が多いこともうなづけます。 大阪府知事は...
映画

ナイン・ライブス

雨の午後、心霊ホラーを楽しみました。 「ナイン・ライブス」です。 スコットランドの人里離れた山奥に建つ豪邸。 ここで9人の男女が、豪邸の主である青年の誕生日パーティーに集まります。 雪が降り出し、車を動かすこともままならず、電話も通じなくなってしまいます。 書斎でウィスキーを飲んでいた男が、古い書物を見つけます。 そこには、スコットランド人を征服するために悪逆非道を繰り返したイングランド人の様子が描かれ、最期に、「私は帰ってくる」とあります。 そしてスコットランド人の霊が男に憑依し、仲間を襲い始めます。 憑依されれば殺人鬼になり、その殺人鬼を殺せば殺した者に乗り移り、殺戮を始めます。 死にたくなければ殺人鬼を殺さなければばらず、しかし殺せば自分が殺人鬼になってしまう。 この絶望的なルールのなか、深夜の殺人パーティーは続くのです。 孤立した豪邸、豪雪、閉じ込められた男女9人。 サスペンスであれば最高の舞台装置なのですが、心霊ホラーであるためか、なんとなく緊張感がなく、ゲームでも観ているような感覚に襲われます。 残念な作品と言わざるを得ません。ナイン・ライブス アメリア・ワーナーARC ↓...
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