2011-04

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社会・政治

102歳の自殺

福島県飯館村に住む102歳のおじいちゃんが、今月12日、自殺したそうです。 やるせないですねぇ。 102歳まで生きて、もう先は長くないだろうに自ら命を絶つなんて。 病死や老衰死だったら、紅白饅頭を配って長寿を祝う葬式になるはずだったのに、おじいちゃんの葬式は、暗い影を落とすものになってしまいました。 飯館村といえば、計画的避難地域に指定された村。 菅総理は発言を否定していますが、戻れるのは10年後になるか20年後になるかわからない、という趣旨の発言をしたと報道された地域です。 102歳のおじいちゃんが10年も20年も避難しろと言われれば、それは死に場所を求めて彷徨えというようなもの。 慣れ親しんだ故郷の村で最後を迎えたいと思っても不思議ではありません。 広島でも長崎でも、原爆投下直後は50年間草一本生えない、と噂されましたが、両市の人々は投下の数日後から活動を再開し、戦後の復興も目覚ましいものでした。 今回の原発事故がいくら重大だといっても、広島・長崎への原爆投下に比べれば、はるかに軽いものです。 それを、10年住めないだとか20年住めないだとか根拠のないことを言うのは、しかもそれが誤...
映画

TATARI

昨夜、心霊ホラー「TATARI」を観ました。 かつて数々の狂気じみた実験治療が行われていた精神病院。 火事で閉鎖され、今は廃墟と化しています。 ここへ五人が招待されます。 招待の報酬は100万ドル(約1億円)。 条件は、夜明けまで生き残ること。 当初、遊園地経営者で多くのお化け屋敷やジェットコースターを手掛けた男が妻の誕生日を祝うために開いたホラー・ナイトかと思わせます。 しかし、遊園地経営者が仕掛けていないはずの方法で惨劇が次々と起こり、裏でビデオカメラを見ながら仕掛けを操っていた助手が顔をえぐられて殺されているのを発見した遊園地経営者は、元精神病院の建物が邪悪な存在であると気付き、ゲーム参加者とともに生き残りをかけて奮闘します。 途中、妻の不倫が発覚したり、妻が不倫相手を刺し殺したり、邪悪な存在とは関係のないエピソードも語られます。 それにしても、元精神病院の所有者で、祖父がその病院の経営者だったという青年の怯えようは失笑をかうほどです。  映画の印象としては、CGを多用しすぎており、しかもそのCGが造形的に奇妙で、恐怖感を感じません。 邪悪なものの謎もそのままで消化不良の感じです...
社会・政治

復興構想会議と復興実施本部

一体いくつ臨時の組織を作るのでしょうね。 復興構想会議が動き始め、復興実施本部の設置を決めました。 これまでにも、20にも及ぶ対策会議やらなんちゃら委員会やら、その日菅総理が懸案だと思ったことに関する組織を作ってきました。 菅総理のオツムは容量が小さいようで、いくつもの案件を抱えながらそれぞれに的確に指示を飛ばす能力に欠けるため、専門家を集めて議論させ、その結論を自らの決断にしたいようです。 しかし喜劇的なことに、作ったはいいけどその会議が開かれていなかったり、機能していなかったりするとか。 ニュース映像をみると、復興構想会議、やたらと人数が多いのですね。 しかも多くは学者だとか。 学者というのは知識はあっても実務に疎く、自説を滔々と語って議論にならなかったりするものです。 手足を持っている各省庁の代表が話し合わなければ、結局何も進みません。 政治主導は結構ですが、膨大な人数を抱え、数々のノウハウを持った役人をうまく使わずして復興はなりません。 政治主導という幻想にいつまでもとりつかれて官僚機構の知恵に耳を貸さなければ、被災した方々への背信行為とさえ言えます。 震災直後、私は菅総理が豹...
文学

神の子供たち

村上春樹の短編集に、「神の子供たちはみな踊る」という作品集があります。 米国で映画化もされました。 阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件にまつわる物語群です。 ストレートに両事件を扱ったわけではありませんが、これらを契機として作者が感じた圧倒的な暴力に対する予感が、神話的に語られます。 このたびの震災でも、私たちは自然が発する圧倒的な暴力の前に、人があまりにも無力であることを痛感させられました。 しかしおそらく、古来、私たちは災害にあうたびにたくましくなり、いわば災害を喰らって進歩してきたのでしょう。 今回、地震・津波・原発事故の三重苦という未曽有の災厄に襲われたわけですが、時間はかかっても、日本人は見事によみがえるでしょう。 今回学んだことの一つに、弱い内閣では危機に対応できない、ということでした。 それは誠に不幸な学習方法でしたが、起きてしまったことはどうにもなりません。 最近、枝る、という言葉がネット上で流行っているそうです。 枝野官房長官の働きぶりからきた言葉で、①寝る間も惜しんで働く、②無能な上司の下で必要以上に苦労する、の二つの意味があるそうです。 これもまた、危機に接してわか...
社会・政治

不気味

小沢一郎議員が不気味な動きを始めましたね。 菅内閣では地震・津波・原発の3点セットを処理できないだろうということで、鳩っちと組んで小鳩枢軸を復活させ、菅総理を引きずり降ろそうという腹積もりのようです。 自らを支持する議員たちと会合を重ねては、気勢を挙げているとか。  菅総理、特命担当大臣やら内閣参与やら、震災復興会議やら、やたらとポストと組織を作って指揮系統を不明瞭にし、手柄は自分のものに、失政は各担当大臣や内閣参与に押し付けようという意図が見え見えです。 役人や東京電力社員を怒鳴りつけてばかりで明確なビジョンも示さず的確な指示も飛ばさず、よきに計らえとさえ言わず、原発周辺は10年は住めないなどと不用意な発言をして徒らに被災者の神経を逆なでするばかり。 歯がゆいですねぇ。 総理大臣には強大な権限があり、一時的に独裁的手法をとれば、素早く様々な対策が打てるのに。 そのための総理大臣なのに。 ナーバスになった菅総理、官邸で「私は貝になりたい」でも観ているんでしょうか。 本来政争に明け暮れている場合ではありませんが、腑抜けのようになってしまった菅総理のもとでは、震災復興は望めません。 急がば...
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