2011-05-10

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映画

パラサイト・バイティング

いかにもB級ホラーなパッケージにしては意外にシリアスで本格的なホラー「パラサイト・バイティング」を鑑賞しました。 メキシコのリゾート地でバカンスを楽しむアメリカ人男女5人。 浜辺で出会ったドイツ人が、ジャングル奥地のマヤのピラミッドで消息を絶った考古学者の弟を探しに行く話しをすると、能天気なアメリカ人青年たちは無邪気にも一緒に行く、と言います。 バスを乗り継ぎ、タクシーで登山口まで行って、あとは4キロの徒歩。 やっとたどり着くと、なぜか地元の人々が銃や弓矢を構え、敵意むきだしでピラミッドに近づくな、と警告を発しています。 訳も分からず狼狽していると、いきなり一人が撃ち殺されてしまいます。 残った者たちはあわててピラミッドのてっぺんに逃げます。 地元民はピラミッドを怖れているらしく、まわりを囲むだけで追ってはきません。 マヤのピラミッド、てっぺんは20畳ほどでしょうか。 彼らはそこで地元民たちが怖れていたものの正体を知ることになります。 結構グロイ描写が多いのですが、この映画の真の恐怖は、ピラミッドに巣食う食人草と、下で武装している地元民にはさまれてにっちもさっちもいかなくなってしまった...
社会・政治

下駄の雪

北朝鮮やリビア、イラクなどは、米国をはじめとする自由主義国家からテロ支援国家などと言われて、蔑まれていますね。 それはそうなんでしょうけど、独裁国家ではないというだけで、米国も世界各地に出張っていって、乱暴狼藉を働いています。 しかもイラクが大量破壊兵器を隠し持っていると難癖をつけて始めたイラク戦争、結局大量破壊兵器はありませんでした。 さらに言えば、大量破壊兵器を世界一たくさん保有しているのは米国自身。 イラクの立場に立って考えれば、おのれは核兵器ごまんと持ち腐ってる癖に、ありもしない核兵器を持っていると決めつけて攻めてくるとはあまりに乱暴ということになりましょう。 日本やドイツが遅れて植民地獲得競争に名乗りを上げたときも、米英やフランスは既得権益を守りたいがために、おのれが正義のような顔をしてわが方に立ちふさがりました。 大泥棒が小泥棒に、泥棒するたぁ、ふてぇ野郎だ、とお説教するようなもの。 まことに腹立たしいかぎりですが、わが国は忍の一字で米国についていくしか、繁栄を謳歌する道はありません。 どこまでも、ついてゆきます、下駄の雪。 日本はもう60年以上も、米国にひたすら追随してき...
思想・学問

軽薄な知

今日の某新聞に、新保祐司なる文芸評論家にして某大学の教授が、戦後民主主義に始まり、ポスト・モダン、ニューアカデミズムなどを経て現在の新書ブームにいたる知の営みを軽薄と断じ、古典回帰を説いていました。 そのことに異議はないのですが、震災によって知のバベルの塔が崩壊し、軽薄な知は終わりを告げるかのような論を進めており、それはいかにもこじつけというか、強引というか、思わずお気は確か、とうなってしまいました。 震災によって学問やら知の営みやらが根本的にその意義を問われるということは無いと思うんですがねぇ。 なんでもかんでも震災に結びつけて論じたがるその態度こそが、先生おっしゃる軽薄な知ではないでしょうか。 古典回帰なんて100年も前から言い古された文学者のたわごと。 学者で飯を食っているのならともかく、圧倒的多数の新聞読者は好きなものを読めばよいし、読みたくなければ何も読まなければよろしい。 大学の講義でお説教垂れているみたいな軽薄な論、いかにも不愉快です。 現在もてはやされている文学や評論が500年、1000年と読み継がれる将来の古典足りうるのかなんて、現代を生きる私たちには誰にもわかりませ...
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