2011-07-17

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社会・政治

東京でオリンピック?

老害知事、石原慎太郎が性懲りもなく東京へオリンピックを誘致しようとしているやに聞き及びました。  東京オリンピックといえば、昭和16年に開催されることが予定されながら、第二次大戦の勃発でお流れになり、それが戦後経済瀬長を期を一にして昭和34年に開催され、成功しました。 しかし今、日本は借金地獄。 財政が健全で、毎年成長を続けた当時とはあまりに状況が違います。 巨費を投じてオリンピックを行うことには疑問を感じます。 浮いた話のない昨今、派手に一発ぶちかましたいという気持ちはわかりますが、ここは我慢のしどころというものでしょう。
文学

偏愛

私は現代作家のなかでは、小林恭二を偏愛しています。 30年近く前のデヴュー作「電話男」から、彼の著すものはことごとく目をとうしています。 それがうっかりして、一昨年新作が出ていたのを知らず、遅ればせながら読みました。 「麻布怪談」です。 江戸末期、大坂の儒者のせがれが38歳にもなって江戸に遊学のため下ってきます。 当時は田舎だった麻布のあばら家を借り、学問に精を出すでもなく、酒を飲んだり、朋友と語らったり、まことに羨ましいような、自堕落な生活を送ります。 そこに前後して訪う二人の美女。 この世のものとも思えぬ二人の美女に、儒者のせがれは入れ込み、翻弄されていきます。 物語の後半は、まことに奇っ怪なストーリーが展開されるのですが、そこには感傷のスパイスが効いて、切ないラストへと加速度をつけて突き進みます。 私は今日のソーシャル・ネットの隆盛を予言したかのごとき「電話男」や「小説伝」などの最初期の作品を好みますが、「麻布怪談」にも最初期の頃の張り詰めたような緊張感が漂い、十分に楽しみました。 玉のような掌編集「本朝 聊斎志意」にみられた奇妙な味もこの作品から嗅ぎ取ることができました。麻布怪...
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