2011-07-26

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思想・学問

人買い

日々の暮らしを振り返ると、人間の暮らしは奴隷のようだと感じることがあります。 少々体調が悪くても、朝から晩まで職場に拘束されますから。 でも本当の奴隷と違うのは、主は自分であること。 自分が生きるために、自分の意志で働いているのであって、雇用主を選ぶのは自分です。 子どもの頃、「ルーツ」というドラマを観ていました。 アフリカの黒人が奴隷商人に捕えられ、米国に連れて行かれて奴隷として働き、同じ黒人奴隷と結婚して子どもをもうけ、孫にも恵まれて人生を終える大河ドラマです。 最終回、スーツできめた黒人作家が出てきて、「これは自分の祖先の物語だ」、と語りだした時は異常な迫力に圧倒されました。 よく覚えているのは、主人公のクンタ・キンテが主に逆らった罰として、片足の足首を切られるか、陽物を切られるか、どっちか選べ、と言われて、彼は迷わず足首、と応え、男の私は、そりゃそうだよねぇ、と思ったことですねぇ。 宦官のようにはなりたくありません。 世界史の中でもアメリカの黒人奴隷売買はもっとも大規模でシステマティックなものだったようです。 西アフリカの有力な黒人部族がヨーロッパ人から買った鉄砲を武器にアフリ...
思想・学問

恐怖と生存

私は好んでホラー映画やサイコ・サスペンスなど、怖いお話に接します。 そして私は、たいへんな怖がりでもあります。 子どもの頃は、夜中一人でトイレに行かれませんでした。 怖がりだからこそ怖いお話が好きなんだと、ずっと思ってきました。 しかし、この世には恐怖を感じることができない奇病にかかる人がいるそうです。 ウルバッハ・ビーテ病というそうですが、脳で恐怖を司る扁桃体という部位が破壊され、通常だと恐怖を感じるべきところ、強い好奇心を持つそうです。 そのため、毒蛇だろうがライオンだろうが高い所だろうがまったくへっちゃら、というか喜んで近づいていくというから驚きです。 そして患者は、怖いお話を好む傾向があるとか。 もちろん、全然怖がらないわけですが。 この病気の患者は長生きするのが難しいそうです。 それはそうでしょう。 恐怖を感じて逃げるもしくは戦うべき場面で、恐怖の対象に好奇心を抱いてしまうわけですから。 命がいくつあっても足りないというものです。 そうかと思うと、ある女性患者はレイプされそうになった時、あまりに平然としているので犯人が意気消沈してしまい、助かったそうです。 恐怖を感じない以外...
社会・政治

埋める

昨日のニュース映像を見て驚きました。 中国の高速鉄道。 事故を起こしたことではなく、宙ぶらりんの客車を重機で落っことし、埋めてしまったこと。 あれはなんですか。 中に生存者がいたのではないですか。 いないにしても、遺体は収容し終わったのですか。  そして二日もたたないうちに、運転再開。 事故の検証も済んでおらず、安全確認もなされないうちに、走らせるやつも奇妙ですが、乗るやつの気が知れません。 ノルウェーでの無差別殺人にも驚きましたが、こういう例は時折見かけます。 魔術的思考に陥ったテロリストは、どんな怖ろしい犯罪をも犯すでしょう。 あまたいる人間の数を考えれば、確率的にやむを得ない、コンピュータで言えばバグのようなもの。 刑務所や警察がなくならない道理です。 しかし、中国の高速鉄道は、国家プロジェクト。 まがりなりにも国連常任理事国を務め、人口、経済、軍事など、あらゆる面で超大国になろうとしている中国が、素人目にもわかるほどおかしな事故対応をしています。 こんな国が日本海を挟んで隣にあったのでは、たまったものではありません。 事故が起きたことが怖ろしいのではありません。 絶対に安全な鉄...
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