2011-07

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社会・政治

埋める

昨日のニュース映像を見て驚きました。 中国の高速鉄道。 事故を起こしたことではなく、宙ぶらりんの客車を重機で落っことし、埋めてしまったこと。 あれはなんですか。 中に生存者がいたのではないですか。 いないにしても、遺体は収容し終わったのですか。  そして二日もたたないうちに、運転再開。 事故の検証も済んでおらず、安全確認もなされないうちに、走らせるやつも奇妙ですが、乗るやつの気が知れません。 ノルウェーでの無差別殺人にも驚きましたが、こういう例は時折見かけます。 魔術的思考に陥ったテロリストは、どんな怖ろしい犯罪をも犯すでしょう。 あまたいる人間の数を考えれば、確率的にやむを得ない、コンピュータで言えばバグのようなもの。 刑務所や警察がなくならない道理です。 しかし、中国の高速鉄道は、国家プロジェクト。 まがりなりにも国連常任理事国を務め、人口、経済、軍事など、あらゆる面で超大国になろうとしている中国が、素人目にもわかるほどおかしな事故対応をしています。 こんな国が日本海を挟んで隣にあったのでは、たまったものではありません。 事故が起きたことが怖ろしいのではありません。 絶対に安全な鉄...
思想・学問

陰翳

昨夜、リビングの照明が切れてしまいました。 エアコンに続いて、我が家の家電はリビングを狙い撃ちです。 寝室と書斎の照明は無事なので、とくだん問題はないのですが、家で過ごす時間の多くをまかなうリビングに照明がなく、エアコンもつかないのでは、電気を止められたわけもないのに、貧窮問答歌のような気分になります。 しかし、ものは考えよう。 幸い昨夜は涼しかったので、窓を開けて涼をとり、谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」を思い出しつつ、ロウソクの炎で、リビングを照らしました。 電灯が普及するまでは、日本国中、夜はほの暗かったのでしょうね。 ロウソクの灯りというのは、なんとなくロマンティックな感じがします。 薄暗いとよけいな物が見えないせいか、何もかもが美しく感じます。 そういえば、バーの照明が薄暗くしてあるのは、女性が美しく見えるようにするためだとか。 若く美しい女性と飲んでいても、毛穴まで見えてしまうような煌々たる灯りの下では、興ざめというもの。  薄暗ければ、少々ブサイクでも、皺やシミがあっても、気にならないというものです。 谷崎翁、女好きだけあって、年をくってもなかなか良いところに目をつけたものです。...
文学

夕顔

昨日このブログに書いた「ホスピス」では、男が自分をいじめたグループ、中でも岡惚れしていた女を、生霊となって祟りをなすさまが描かれていました。 恋情が叶わないとき、可愛さあまって憎さ百倍とばかり、相手を恨むのは洋の東西、時代を問わず行われ、今現在も各地で行われていることでしょう。 六条御息所は生あるうちは生霊となって、死して後は死霊となって、光る君をめぐる女たちに害をなしますが、最初に害を与えた女は夕顔でした。 他の巻と違って夕顔に祟る霊が六条御息所だとははっきり書かれていないため、逢瀬を楽しんだ荒れた屋敷の地霊だとか、諸説ありますが、私は素直に、六条御息所の生霊デビューの巻と読みたいと思います。 夕顔の巻は、「源氏物語」全体を俯瞰すると、別編というか、大きなストーリーとはあまり関係のない、光る君の若き日のエピソードという趣に感じられます。 そして意外なほど、この巻は人気があるのですよねぇ。  まず、夕顔が可憐で頼りない、いかにもなお姫様風に描かれているのに、どこの何者だかはっきりせず、光る君も自分の氏素性を隠して密会を重ねるという、ミステリアスな雰囲気。 そして初めて二人きりで外出し、...
社会・政治

中国版新幹線

中国の高速鉄道で大事故が起きてしまいました。 なんでも落雷により前に電車がいる場合に自動で作動するはずの制御装置が壊れたことが原因だとか。 死者も多数にのぼるようです。 怖ろしいですねぇ。 世界最先端を高らかに謳う大中国の新幹線が、小さなトラブルをしょっちゅう起こし、ついには死亡事故まで。 他人事ながら、今後中国政府は高速鉄道を広げる計画や、諸外国に売り込む計画をどうするんでしょうね。 まさか今までどおりすすめるというわけにはいきますまい。 そんなことしたら、諸外国が中国から買わないのは当然だし、中国人の客も激減するんじゃないでしょうか。 日本では「2位じゃ駄目なんでしょうか」と志の低いことを言う議員が与党にいて、中国共産党には安全面に目をつぶってでも世界一速いことにこだわった人々がいます。 どちらも極端ですが、事故が起こる可能性を極限まで低下せしめなければ、人は電車に乗りません。 大体命がけで乗るようなものではありませんし。 中国政府には、これに懲りて、中国流のやり方を世界標準に改めてほしいものです。 コピー商品やバッタ品でかせいだり、毒入りの食品を売ったり、アップルをまるでぱくった...
映画

ホスピス

今日は家でのんびり恒例のホラーDVD鑑賞です。 英国の医学生たちが大活躍する「ホスピス」です。 医学生8人組が飲み屋で騒いでいると、そのうちの一人に岡惚れした青年がストーカーまがいの行為にでて、医学生たちが青年をなじると、医学生たちがドラッグをやっている所を携帯で録画していたと脅し、医学生たちは青年に大量の酒とドラッグを飲ませて携帯を奪おうとします。 しかしあんまり飲みすぎて青年は昏睡状態に陥りますが、彼は承認されていない特効薬を投与されたことで幽体離脱を引き起こすとされる脳の部位が活性化、生霊となって復讐する、という単純なお話です。 この手の映画ではヒロインは助かったりするのですが、もっともひどい目に会っているところが英国らしいといえば英国らしいかもしれません。 ストーリーはどうということもありませんが、六条御息所の例を挙げるまでもなく、生霊というのは生きているだけにパワーが強烈で、死霊よりもはるかに質が悪いということを痛感させられます。 そこそこ楽しめる、まあまあの出来でしょうか。  人から恨まれるようなことをしてはいけないよ、というお話でした。ホスピス スペンサー・ライトアルバト...
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