2011-08

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映画

ラスト7

DVDで「ラスト7」を鑑賞しました。 ある男が路上で目覚めます。 すると辺りには全く人の気配がありません。 さまよううち、6人の男女に出会います。 7人に共通するのは、過去の記憶がないこと。 ポケットに入っていたIDカードで自分の名前や職業を知ります。 その中に、陸軍大尉と軍曹がいることがわかり、二人は何か化学兵器かウィルスに汚染され、ロンドンが封鎖されて、取り残されたのではないかと予想し、ロンドンの北に向かうことにします。 北に避難地区が設けられるはずだからです。 全員を、フラッシュバックが襲い、断片的に過去の出来事が提示されます。 それらの出来事をパズルのように組み合わせたとき、ことの真相がわかります。 中途半端なつくりで、しかも思わせぶり。 オチも予想どおりでした。 お暇な方はどうぞ。LAST7 タージ・アユーブ,ブレンダ・A・パーカー,ジョン・スタンリーアット エンタテインメントにほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
文学

二百十日

早いもので、明日は二百十日。 台風が多いとされる季節です。 昔の人が言うことは当たり、今、大型の台風が日本列島に向けて接近中。 土曜日には、最接近するとか。 今は気密性の高いマンションに住んでいますから、台風が来たところでなんともありませんが、子どもの頃住んでいた家は違いました。 台風がくると、まず木製の雨戸を閉めます。 雨戸を閉めれば大丈夫かというとそうでもなく、雨戸、ガラス戸が風で大きな音を立てます。 ところどころ雨漏りがするので、その下にバケツを置きます。 そんなことの一つ一つが、幼い私を、お祭りのようなわくわくする気持ちにさせました。 その実家も、私が中学1年生の時に立て替えて、台風にまつわる昭和らしい思い出は、途切れてしまいます。昭和57年、昭和が終わる7年前の出来事です。 夏目漱石に「二百十日」という小説がありますね。 阿蘇登山の間抜けな顛末を語りながら、主人公の金持ち批判、庶民に頭の革命を起こす、といった血気盛んな感じと、相棒の、のんびり観光を楽しもうという態度が対照的で、落語の「長短」を聞くような滑稽味があります。 夏目漱石が神経症的な作品を連発する前の、乾いた文体が魅...
精神障害

BDNF

私がかねて待ち望んでいたうつ病に関する研究成果が公表されました。 血液検査で、うつ病かどうか診断できるようになるかもしれない、というのです。  広島大学の研究グループが、脳内に多数存在するたんぱく質、BDNFに着目、未治療のうつ病患者と健常者とのBDNFの働きを比較しました。 その結果、BDNFで起こるメチル化、という現象が、うつ病の未治療患者では、特異なパターンを示したというのです。 過度なストレスが、異常なメチル化を引き起したと考えられるそうです。 BDNFは神経細胞を作るための重要なたんぱく質だということなので、これの血中濃度の異常や、異常なメチル化がおこれば、脳および精神に与える影響は甚大であるようです。 私はうつ病発症当初から、このような客観的な検査が可能になってほしい、と念願してきました。 そうすれば長期の病気休暇の際にも、休んでいることに対する罪悪感が軽減されるのではないかと思います。 また、原因が特定できれば、有効な薬を開発することもできるはずで、もしかしたら外科手術で治癒するかもしれません。 私のようにストレスの原因が明白であった場合、外科手術をしても環境が調整されな...
思想・学問

人体実験

1940年代、米国で受刑者や精神病患者を対象に、梅毒などの性病に感染させて、新薬に効果があるかを実験していたそうです。  怖ろしいですねぇ。 人体実験といえば、ナチがユダヤ人に行った各種実験や、日本軍が中国人などを相手に行った実験が有名で、ずいぶんとそれらを追及するマスコミの努力の結果、かなりの程度まで、知られるようになりました。 また、それと同時に、米英等は日独などと違い、非人道的な人体実験は行っていない、ということが常識になりました。 しかし、今回の事件発覚。 亡くなった人は分かっているだけで83人にも及び、記録を消去したとするならば、まだまだたくさん被害者が出るのではないでしょうか。 これらの話を聞くたびに、私が思うのは、世の中に残虐ではない民族は存在しないこと、過去国家的犯罪を犯していない国家は存在しないことです。 時代がそれを求め、軍事力がそれを要請する場合、ほとんどすべての民族は、大量虐殺や人種差別、人体実験などの、人権を無視した犯罪行為を、躊躇することなくやってのけます。 今まさに行われているリビアでのカダフィ大佐一派の蛮行や、中国が行っている都市戸籍と農村戸籍で得られる...
文学

侏儒

昨夜ニュースで民主党代表選挙の様子を見ていて、民主党の国会議員が400人ちかくもいて、その中から一人だけ選ばれるというのは、どういう気持ちがするのだろうと、不思議な感慨を覚えました。 民主党から立候補して落選した人、野党議員、浪人しながら国政を目指す人、そういうたくさんの人の頂点に立つのだから、たいへんなことです。 まして国会議員なんて、いずれ劣らぬ狸ぞろい。 権謀術数や謀(はかりごと)など、お手の物でしょう。 そこで、芥川龍之介の「侏儒の言葉」の一節を思い出しました。 宇宙の大に比べれば、太陽も一点の燐火(りんか)に過ぎない。況(いわん)や我我の地球をやである。しかし遠い宇宙の極、銀河のほとりに起っていることも、実はこの泥団の上に起っていることと変りはない。生死は運動の方則のもとに、絶えず循環しているのである。そう云うことを考えると、天上に散在する無数の星にも多少の同情を禁じ得ない。いや、明滅する星の光は我我と同じ感情を表わしているようにも思われるのである。芥川龍之介です。  続いて、詩人は真理を謳い上げたとかで、次のような正岡子規の和歌を引用しています。 真砂なす 数なき星の その...
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