2011-08-10

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文学

牧水先生

今年の夏は各地で花火大会や祭りが中止になり、なんとなく寂しいですね。 もっとも、人ごみが苦手な私は、花火やお祭りの賑わいは苦痛でしかありませんが。 中止の理由は震災の影響なんでしょうねぇ。 やむを得ざる仕儀というわけです。 野末なる 三島の町の あげ花火 月夜のそらに 散りて消ゆなり 若山牧水が珍しく詠んだ、花火の歌です。  どうということもない歌ですが、なぜか、閑散とした花火会場の景が浮かびます。 もっともそれは、隅田川や江戸川やの、混雑激しい花火会場と比較して、という意味ですが。 北南 あけはなたれし わが離室(はなれ)に ひとり籠れば 木草(きぐさ)見ゆなり こちらは暑さに参って風通しの良い離れでのんびり横になっている風情でしょうか。 今でいえば、休暇をとって冷房を効かせた部屋から一歩も出ずに日を過ごす怠け者の喜びといったところでしょう。  なまけつつ こころ苦しき わが肌の 汗吹きからす 夏の日の風 牧水先生、のんびり夏の日を部屋にこもって酒でも喰らっているのかと思ったら、人並みに罪悪感なんか感じちゃってるんですねぇ。 だらだら過ごすことに罪悪感を感じるのは、わが国の国民性でし...
社会・政治

日本海と竹島問題

国際的なリスクというのは、大抵自国に近い隣国が該当することが多いようです。 わが国でいえば中国・朝鮮半島・ロシアなど。 欧州でも、英仏や仏独など、何度も戦争をしています。 考えてみれば当たり前で、はるか遠くの国とでは、利害が衝突することも少なく、戦うにもそこまで行くのが大変です。 わが国も、古くは白村江の戦いや、元寇、文禄・慶長の役など、朝鮮半島と戦い、ついには韓国併合にまでいたりました。 同じように中国とは日清戦争、満州事変、日中戦争と戦争を続け、ロシアとは日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、太平洋戦争と、何度も戦っています。 現在のわが国にとってのリスクも、中露と北朝鮮でしょうねぇ。 そう考えると、長い戦争の時代を経て、EUとして統合した欧州は近隣国との紛争のリスクが極めて低く、うらやましいかぎりです。 軍事的には米国を媒介にして間接的な同盟国ともいえる韓国ですが、こやつらは軍事的脅威ではないにせよ、ピーチクパーチクとわが国にイチャモンをつけてきて、鬱陶しいかぎりです。 韓国は日本海を東海と変更するか、もしくは両呼称を併記せよ、と国連やら国際的な地図作成機関に圧力をかけ続けてい...
社会・政治

ロンドン暴動 その2

8月8日にこのブログで、ロンドン暴動について私見を述べたところです。 ところがその後、事態はますます悪化、逮捕者300人を超え、死者が出ないのが不思議なくらいです。 今では日本でもよく聞かれるニートという言葉、これはそもそも英国の政府機関が1999年に使用し始めたものです。 健康に問題がないのに就業も就学もしておらず、かつ、職業訓練や就職活動を行っていない若者、という意味ですが、こういうのは日本ではふらふら者とか遊び人とか穀つぶしとか言ったのですよねぇ。 それがニートなんてカタカナ表記になると、それ自体が社会的に意味のある集団のように思えてくるから不思議です。 このたびのロンドンをはじめとする英国の諸都市で発生した暴動、ニートが深く関わっているのではないか、という論評を目にしました。 そもそもの発端は黒人青年を警察がどういう理由でか射殺したことに対する黒人や低所得者層の反発によるものですが、その後の暴動の広がりは、Face BookなどのSNSを媒介にしてニートが大量に参加したことが大きな理由であろうというのです。 長引く不況により、税収の不足に苦しめられた英国政府は、社会保障や失業給...
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