2011-09-03

スポンサーリンク
精神障害

診察

今日は二週間に一度の診察がありました。 じつはこの頃、仕事上で厄介な問題を抱えています。 すなわち、国庫金から支出される科学研究費補助金が、震災復興の財源をまかなうため、交付決定額の7割しか配分されていないのです。 最初は、後日残りの3割が振り込まれる、という話でした。 しかし最近、残り3割はカットになるのではないか、という噂が、大学などの教育研究機関の間でとびかっています。 私が勤務する国立の研究機関は比較的規模が小さいですが、それでも、交付決定額の3割というと、3千万円にも及びます。 科学研究費補助金はわが国の研究を支えてきた基幹的な資金であり、これが日本国中の大学等で一律3割カットされれば、わが国の教育研究に与える影響は計り知れません。 例えば、グローバルCOEのような大型の補助金ですと、一人の研究者に1億円以上の補助金を交付することになります。 それが3割カットされれば、7千万円。 研究計画を大幅に見直さざるを得ません。 もちろん、震災復興は急務であり、これを優先することは当然です。 しかし、国家の度量を測る指標ともいうべき科学研究費補助金を一律3割カットとは、いかにも乱暴な話...
映画

藤山直美の熱演が光る怪作「顔」を鑑賞しました。 暗い性格で引きこもりの中年女性、正子。 正子は母親の通夜の晩、明るく美人でホステスをしている日頃から不仲の妹を殺害してしまいます。 そこから、奇想天外な正子の逃亡劇が始まります。 ラブホテルの従業員、大分のスナック、九州の離島で漁業の手伝い、と流れていきます。 そのたびに、正子の表情は明るくなり、魅力的な女性へと変貌を遂げていきます。 子どもの頃夢だった自転車を乗り回し、会社の顧客データを盗んで会社をゆする佐藤浩一演じる元エリートサラリーマンに恋をし、それまでの引きこもりの人生の憂さを晴らすかのように弾けていきます。 藤山直美が、最初はドン臭くてひねくれた厭な女が、可愛らしい女性へと変貌を遂げていくさまを、自然に演じて、飽きさせません。 ラストでは、自転車と同様子どもの頃の夢だった泳ぐ事を、図らずもかなえてしまいます。 離島で犯人であることがばれて、浮き輪一つで海に泳ぎだすのです。 どこまでも生きようとするその姿は、感動的ですらあります。 彼女は無事に海をおよぎきりましたでしょうか、それとも力尽き、海の藻屑と消えたでしょうか、はたまた警察...
文学

台風

今日は大雨のはずだったのに、千葉市は薄曇りです。 なんだか拍子抜け。 私は7年ほど前に精神病を発病し、個人的にはずいぶん色々なことがあり、今思えば私のたましいは嵐の中にあったように思います。 しかしここ一年半ばかりは、すっかり落ち着きを取り戻し、凪いだ状態です。 高浜虚子に、 人生の 台風圏に 今入りし という句がありますが、今の私は台風圏から脱したところのような気分でいます。 そして現実の台風も、今日、私をマンションの中に閉じ込めるはずだったところ、一向に雨も風も私を襲う気配がありません。 私のたましいは、現実の台風をすら、はねつけてしまったのでしょうか。 もう、人生の台風圏に再突入するのは願い下げです。 凪いだ状態のまま、静かに、人生を泳いで生きたいものです。俳句はかく解しかく味う (岩波文庫)高浜 虚子岩波書店虚子五句集 (上) (岩波文庫)高浜 虚子岩波書店虚子五句集 (下) (岩波文庫)高浜 虚子岩波書店にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
スポンサーリンク