2011-09-12

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文学

今宵は仲秋の名月。 秋と言うには少々暑いですが、良く晴れて、月がよく見えそうです。 暗くなれば、ぐっと涼しくなるでしょう。 秋の月は、春の桜と並んで、わがくにびとが愛でてやまない風流の象徴。  西洋では、今宵、狼男が出没し、殺戮を繰り返すとか。  私の著作「荒ぶる」の表紙も月です。荒ぶるとびお 暢宏日本文学館 室町幕府八代将軍、足利義政は、応仁の乱をきっかけとする乱世に嫌気がさしたのか、東山に銀閣寺を建て、酒を飲んでは月に見惚れていたと聞きます。 銀閣寺観音堂は、月が夜どおし見えるように設計されており、月の動きに合わせて二階に登ったり、廊下を伝ったりしたようです。 銀閣寺です。 NHK大河ドラマ「花の乱」では、市川團十郎が絵空事の芸術世界に現実逃避する頼りない足利将軍を、三田佳子が夫とは打って変わって頼りがいのある日野冨子を演じて見事な対比でした。NHK大河ドラマ 花の乱 完全版 第壱集 三田佳子,市川團十郎,野村萬斎,佐野史郎,草刈正雄ジェネオン エンタテインメントNHK大河ドラマ 花の乱 完全版 第弐集 三田佳子,市川團十郎,野村萬斎,佐野史郎,草刈正雄ジェネオン エンタテインメン...
その他

48

秋元康の商魂はどこまで手を広げるのでしょうか。 このたび、インドネシア、ジャカルタ在住の少女を募って、JKT48というアイドル・グループを発足させることにしたそうです。 飛ぶ鳥落とす勢いのAKB48の他に、同じ秋葉原で20歳以上が加入条件のSDN(Saturday Night)48、名古屋市栄のSKE48、大坂難波のNMB48、博多のHKT48と、すでに5グループが活動中であり、JKT48で6グループ目。 仮に全部48人だったとして、288人の大所帯になります。 昨日本屋に寄ったら、AKB48に関する写真集やら雑誌やら、挙句の果てには小学生向けの問題集まであって、驚きました。 AKB48の公演に、一昨日は140人、昨日は150人、今日は163人来ました、三日間で何人来たでしょう?みたいな。 25年前、おニャン子クラブを仕掛けたのは、結局秋元康の嫁探しというか婚活であったことが、高井麻巳子との結婚によって知れました。 そんなものに踊らされた青少年は哀れなものです。 今また、愛人でも探そうというのでしょうか。 しかも主要都市それぞれに現地妻を置きたいようです。 国内どころか、ジャカルタにま...
文学

ゆで卵

元ジャーナリストで芥川賞作家の辺見庸は、地下鉄サリン事件に遭遇、サリンを吸っているのだそうですね。 幸い一命を取り留め、その時の体験を小説にしています。 タイトルは「ゆで卵」。 不思議なタイトルだなぁ、というのが率直な感想でした。 地下鉄サリン事件の体験談が、「ゆで卵」なんてねぇ。  で、読んでみると、なるほど、ゆで卵をいくつも喰らっています。 地下鉄サリンという異常な体験をした後、家に帰り着き、その事件がどういう背景のもとに行われたのか、また、何者によって引き起こされたのか、何も情報がないまま、修羅場と化した地下鉄日比谷線を呆然と抜け出し、家に帰ってしたのは、ゆで卵を食うことでした。 サリンの異臭よりも、むせかえるようなゆで卵のにおいのほうが強烈だなぁ、などと呑気なことを考えつつ。 意味不明の異常事態が起きた場合、人は物を食うか寝るか性交するか、とにかく原初的な行動をとるのかもしれませんね。 本能的に生きるための栄養や休養を欲したり、種の保存を目指したりするのでしょうか。 食うシーンを、ぽくぽくと食う、と表現していたのが印象的でした。 一般に、小説家がやってはいけないこととして、造語...
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