思想・学問 キューピーちゃん
私はこのブログで、たびたび同性愛を扱った文学や映画のことを書いてきました。 それというのも、私は高校生の頃から、同性には友愛だけを、異性には性愛だけを求めようとする現代日本の風潮に、強い反発を覚えてきたからです。 元来わが国では、性が倒錯しており、軽々と性の垣根を超えることを良しとしてきました。 それが明治のご維新以来、欧米の文化にかぶれたのか、同性間の性愛を悪と見なす悪習がはびこってしまいました。 嘆かわしいことです。 私はあまたの文学や芸術に接し、人間関係というのは男も女もなく、性愛も友愛もない、という確信を得るにいたりました。 性愛と友愛を超えた愛、もしくは、性愛と友愛を併呑した愛というものが、誠であろうと思います。 しかしそう考えるに到り、私は大きな矛盾を抱えることになりました。 すなわち、私の精神は男も女も性愛の対象であり友愛の対象であるべきだと考えているのに、私の性欲が、女をしか欲しないのです。 困ったことです。 これではまるで、片翼しかもたず、飛ぶことができない天使のごとくです。 高校から大学にかけて、多くの同性愛者からアプローチを受けて、心は揺らぎながら、どうしても一歩...