2011-09

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文学

わがために くる秋にしも あらなくに

なんだか急に秋めいてきましたね。 日差しは強いですが、空気が乾燥してひんやりし、なんだか避暑地に来たような気分です。 体が楽ですねぇ。 待ち望んだ季節の到来なのに、どこか気分が晴れません。   わがために くる秋にしも あらなくに 虫のねきけば まづぞかなしき  古今和歌集に所収の詠み人しらずの和歌です。 自分のために秋が来るわけでもないのに、虫の声を聞くと、真っ先に悲しくなる、というほどの意かと思います。 読書の秋、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋と、秋は様々な活動に適した過ごしやすい季節です。 にも関わらず、秋の気配を感じただけで、なんとなく、悲しくなるというのは不思議ですね。 メランコリーの秋、というものが、確かに在るようです。  おほかたの 秋くるからに 我身こそ かなしきものと 思ひしりぬれ  ひととおり秋が来るとすぐ、わが身をば、哀しい者と思い知った、というほどの意で、女性の目線で詠まれた和歌と思われます。 なんとなく、男女のことが原因のように感じられて、純粋な悲しみとは違うようです。 こちらも古今和歌集の詠み人知らずです。  秋の夜の あくるもしらず なくむしは わがごと...
社会・政治

衆議院外務委員長

衆議院外務委員長に田中真紀子氏が内定したそうですね。 野田総理、お気は確か? この前全府省の事務次官を集めて野田政権への協力を依頼して、脱・脱官僚を宣言したばかり。 このタイミングで外務委員長に田中真紀子氏はないでしょう。 小泉政権下、外務大臣を務めた田中真紀子氏。 部下である外務官僚を評して、外務省は伏魔殿と言い放ち、外務官僚から総すかんを喰らって更迭された事件をお忘れか。 私が見るところ、田中真紀子氏は中途半端に頭がよく、異常にプライドが高く、周りはイエスマンだらけでなければ気が済まない、職場にたまにいる困った管理職だったのだろうと思います。 外務官僚だって政権党が送り込んできた大臣とはうまくやりたかったはず。 しかし外務官僚のプライドをずたずたにした物の言い方を知らない大臣では、うまくやりたくてもやりようがなかったのでしょう。 大臣が最初から役人を敵視すれば、官僚機構は動かず、政権運営が行き詰まるのは過去2代の民主党政権でいやというほど味わったはず。 今回、田中真紀子氏は外務大臣ではなく、外務委員長ですが、因縁浅からぬ外務省幹部のお歴々と密接な連絡を行わなければ、仕事は進みません...
社会・政治

1周年

尖閣諸島沖での中国漁船が海上保安庁の警備艇にぶつかってきた事件から、今日で1年だそうですね。 海上保安庁職員の一人が職を賭して映像をWEB上に公開したおかげで、事件の真相は世界に広く知られました。 中国漁船の船長は帰国時英雄扱いだったらしいですが、今は自宅に軟禁されているそうです。 その一周年の今日、またいやなニュースが飛び込んできました。 東シナ海を情報収集集のため飛行していた航空自衛隊の哨戒機を、中国の戦闘機が追尾、日中中間線を超えてまで追ってきたとかで、これは史上初の暴挙です。 沖縄の航空自衛隊は直ちにF15戦闘機を緊急発進させ、中国戦闘機は引き返したそうです。 大事には至りませんでしたが、こういう小さないざこざの積み重ねが、互いの不信感を増し、対立は先鋭になっていくのですよねぇ。 中国が国際常識に反した行動を取った場合、わが国は国際常識に照らして妥当な範囲で、これをけん制しなければなりません。 日本がどこまでも隠忍自重するというメッセージを中国に与えることは、日本与し易しとの印象を与え、最悪中国による日本領土への侵攻という事態を招くでしょう。 尖閣諸島への中国による侵攻は可能性...
社会・政治

自爆

タリバンなどのイスラム過激派は、イラクやアフガニスタンで、毎日のように自爆テロを続けています。 最近タリバンは、10歳から15歳くらいの少年を洗脳し、自爆テロ要員に仕立て上げているそうです。 子どもは信じやすいため、洗脳が簡単で、しかもテロ実行に際、警戒されにくいというメリットがあるのだとか。 子どもには、爆弾が爆発しても実行犯だけは死なないとか、死んでもイスラムのために聖戦を完遂した英雄として天国に行けるとか言って騙し、実行直前には精神安定剤を注射して緊張を和らげているそうです。 怖ろしいですねぇ。 悪魔の所業です。 これが聖戦などであるわけがありません。 先日、アフガニスタンのカルザイ大統領は、自爆テロ実行前に逮捕したこれら少年に真実を教え、ラマダン(断食月)あけを祝って恩赦を与えたそうですが、一部の少年は、あくまでもイスラム戦士として戦いぬく、異教徒を追い出す、などと言って恩赦を取り消されたそうです。少年に恩赦を与えるカルザイ大統領です。 哀れですねぇ。 アフガニスタンといえば、旧ソビエトと長く戦い、少し平和が訪れたかと思ったら米国と戦い、子どもたちは戦争しか知らないのですよねぇ...
思想・学問

人工細胞

化学物質を使って人工的に合成した細胞を、生きもののように自己増殖させることに、菅原正東大名誉教授らのチームが成功し、5日、英科学誌ネイチャーケミストリーに発表したそうです。 内部にはあらかじめDNAを入れており、DNAの入った人工細胞を増殖させたのは世界初だとか。 快挙であることに違いないのに、なぜかスペースシャトルの打ち上げや、新薬の発明に比べて、何となく後ろめたい気持ちがするから不思議です。 人工細胞が自ら増殖を始めたということは、人間由来の生物が誕生する可能性があるということで、見方を変えればすでに誕生してしまった、ともいえます。 生命の定義の問題になりますが。 しかし太古の昔、生物は微細胞が始まりだったと考えられ、人工細胞も最小単位の生物と考えるのが正当なのではないでしょうか。 この人工細胞、色々な医療に応用できるようですが、例えば不妊治療に有効となった場合、生まれた子は何者なんでしょうね。自己増殖した人工細胞です。 これらの細胞を使い、生命の起源に迫ろうとする研究者も出てくるでしょう。 しかし過去、同じようなことが起こったと、どうして言えましょう。 昨日観た「コンスタンティン...
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