2011-09

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社会・政治

死生

ふと、大逆事件の首謀者とされる幸徳秋水の出身地が高知県だったことを思い出し、もしや、と思いました。 ウィキペディアに拠れば、元々は「幸徳井(かでい)」という姓で、陰陽道をよくする陰陽師の家、だったそうです。 高知といえば、呪いを生業とする者が多く住まうとか。 一方呪い返しを行う行者も。 呪いで生計を立てる者は豊富な収入がありながら病気や怪我が絶えず、短命だと言います。 呪うという行為、人を消耗させること著しいようです。 ある高知の老人いわく、「生き死に自在」だとか。 怖ろしいですねぇ。 大逆事件は明治天皇暗殺未遂事件とされ、関係者10数名が死刑になっています。 現代では、無政府主義者や社会主義者を一掃するために明治政府がでっち上げた架空の事件とされています。 真偽のほどは定かではありませんが、陰陽道に通じた幸徳秋水が、配下の者を式神に使って呪いをかけたと想像することは、好奇心を刺激して楽しいですね。 しかも相手は神道の大親分にして天照大神の一系の子孫、明治大帝ですからねぇ。 当然明治政府の側は、呪い返しで立ちふさがるべきところ、そんなまどろっこしいことはかなわんと思ったのか、官憲の力を...
文学

黒子

予報では今日から土曜日まで雨ということでしたが、千葉は今日は曇りですね。 湿気が異常に高いのが、台風の接近を予感させます。 ピークは土曜日だとか。 マンションに籠って過ごすことになりそうです。 しかしまた、それもよし。 変に秋晴れだったりすると、何か外出しなければいけないかのようなプレッシャーに襲われます。 台風を理由に、堂々と家でだらだらしているのは、それはそれで気持ちの良いものです。 台風の 過ぎて黒子の 一つ増え 田辺レイ 面白い句ですね。 台風の間に、ストレスでほくろが増えちゃったんでしょうか。 しかし、たかがほくろ。 そこに生活の小さな悲しみを見るのは、大げさに過ぎるでしょうか。 田辺レイは昭和10年生まれと言いますから、現在76歳でしょうか。 「鱧の皮」という句集を偶然手にして、なかなか面白く感じました。  他に、  秋暑し シルバーシートに 細く坐し  雑炊の 喋り過ぎたる 舌を焼きといった句が目につきます。 いずれも生活上のそこはかとない悲しみを感じます。 古今和歌集仮名序によれば、人の心を種にして、万の言の葉より生まれける、のが和歌。 俳句も同じでしょう。 種が人の心...
その他

拳闘

昨夜はボクシングの世界タイトルマッチが2試合もテレビ中継されました。 亀田興毅がバンタム級の二度目の防衛戦。 清水智信がスーパー・フライ級王者、カサレスに挑戦。 二人とも、判定勝ちしました。 亀田は3回にダウンを奪うなど、終始冷静に試合を進めいずれかのタイミングでKOを狙いましたが、相手も試合巧者、なかなか有効打が当たりません。 それでも3-0で判定勝ちしたのはさすがと言うべきでしょう。 このブログにはあまり格闘技の記事は書いていませんが、じつは子どもの頃から私は格闘技が大好きです。 最初はプロレス、相撲。やがてボクシング、マーシャル・アーツ。その後次々と生まれたK1とかリングスとかPRIDE、パンクラスなどの総合格闘技。  格闘技は、肉体を極限まで鍛え上げ、無駄のない筋肉が美しい肉体美と、やるかやられるか、という極限的な状況に身を置いて勝利を目指す精神的な美がかみあって、生身の人間とは思えない美的塊を生みだします。 人間と人間が殴る蹴る投げる締めるなどの原始的な技を駆使して相手を倒そうとするのは、いわば原初的な魂の運動に他なりません。 しかも、勝つためには冷静さを失ってはいけません。...
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