2011-10-16

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美術

酒井抱一と江戸琳派の全貌

今日は芸術の秋としゃれ込み、千葉市美術館に「酒井抱一と江戸琳派の全貌」展を観にいきました。 超有名画家の名前を銘打っているだけあって、客の入りは上々。 琳派というとなんと言っても大胆な構図が得意の尾形光琳ですが、私は酒井抱一の絵のほうが、大胆さには欠けるものの、どこか上品で、力が入っていない感じがして好きです。 江戸後期、譜代大名酒井家の次男として生まれ、様々な大名家への養子の話があったようですが、すべて断り、己が信じる美の世界を貫き通したのは、なかなか見上げた根性です。 その画業は花鳥風月や俳画に留まらず、仏画や「伊勢物語」などの古典の一場面の絵などにも及んでおり、武家らしからぬ奔放さをも併せ持っています。 私が気に入ったのは、初期の頃の紅梅図です。 図録から写真を撮りましたが、うまくいきません。 下のようになってしまいました。 梅が枝を伸ばす様が、まるで何かを掴み取ろうとしている指先のように、躍動感があふれていました。 腐っても琳派といったところでしょうか。 帰りは千葉三越に寄って、スッコチハウスのシャツを二枚購入し、ドトールで珈琲を飲んで帰宅しました。 近いので楽でしたが、絵を観...
映画

真 累が淵

真 累が淵 夏生ゆうなアートポート 紛らわしいタイトルですねぇ。 「真 累が淵」。 明治の大落語家、三遊亭円朝師匠が大成させた古典落語、「真景累が淵」の現代版かと思って借りてしまいましたよ。 「真景累が淵」と多少だぶるのは沼が重要な舞台背景になっていることくらいでしょうか。 自殺で妻を亡くした男に嫁いだ女。 幼稚園児の前妻の娘がなつかなくて、少々神経症気味です。 どうも娘には死んだ母親の幽霊だか幻影だかが見えているらしく、女をいらつかせます。 そんな中、女は妊娠。 喜びとともに、義理の娘への憎しみに捕らわれ、夫が徹夜仕事で家を空けている夜中、発作的に義理の娘を風呂場で殺してしまいます。 遺体を遠く離れた場所に捨てる女。 しかし警察が遺体を発見した場所は、家から歩いていける距離にある公園の沼だったのです。 しかもその沼は自殺した前妻が入水自殺を遂げた場所。 上がるはずのない沼から遺体が上がった事実に狂乱状態になる女。 そこから先はくどくどしいうらみつらみの描写。 いかにも絵が安っぽく、しかもタイトルで怪談好きを惹きつけるあざとさはいただけません。 亡き円朝師匠に失礼ですよ。真景累ケ淵 (...
社会・政治

反格差デモ

ニューヨークが発信源の反格差デモ、東京でも行われましたね。 インターネットで呼びかけられ、世界の主要都市で一斉に行われた模様です。 ネット社会独特の広がりを見せて、興味深いものです。 しかし反格差というスローガンがいかにも分かりにくく、東京では和やかなお祭りのようでした。 冷静に現代日本社会を見るに、歴史的にも、他の国との比較でも、例外的に格差の少ない社会だと思うのですがねぇ。 水俣病公害訴訟時のデモのような真剣味がなく、何をどう改革したいのか、デモ参加者はもちろん主催者にも分からない様子。 一方ローマでは一部が暴徒化し、商店略奪などの犯罪行為が起きたとか。 なんで暴徒化しちゃうんでしょうねぇ。 今回のデモ、反格差とは銘打っていますが、反原発だったり反核だったり、プロ市民が好むスローガンが総花的に散りばめられていました。 おそらくこの手のデモは、目的がはっきししないだけに、一般参加者をプロ市民がリクルートする場になるだけで、これといった盛り上がりも効果もなく、収斂していくものと思われます。 そういう意味では、衰退著しいプロ市民が生き残りを賭けて打ち上げた花火だったのかもしれません。 プ...
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