2011-10-21

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文学

すっとこどっこい

学生の頃、近代文学概論という講義がありました。 てっきり夏目漱石・森鴎外あたりから後の文学を取り上げるのだとばかり思っていたら、思いっきり古く、仮名垣魯文でした。  ずっこけましたねぇ。  江戸後期から明治初期にかけて活躍した戯作者で、近代文学というより近世文学に近く、面食らった覚えがあります。 彼の作品に「西洋道中膝栗毛」という戯作があります。 「東海道中膝栗毛」で大活躍したやじさん、きたさんの孫がロンドン博覧会に出かけるという趣向で、戯作的滑稽さと、当時の日本人の西洋文明への憧れをくすぐって、たいそうなベストセラーになったようです。 仮名垣魯文本人に洋行の経験はなかったそうですが、見てきたような嘘を書き連ねるのが戯作だとしたら、戯作の王道とも言えましょう。 孫たちも爺さん二人に負けず劣らず間抜けで、笑わせます。 近代文学概論といういかめしい名前の講義ですが、抱腹絶倒でした。 江戸っ子というものは、どうしてああすっとこどっこいで騙されやすく、けんかっ早いのでしょうねぇ。 江戸落語に出てくる人物もたいていすっとこどっこいです。 少々まともと思われる長屋の大家さんも、やっぱり抜けています...
社会・政治

カダフィ大佐死去

リビアの反カダフィ派、大喜びですね。 しかしカダフィを倒した今、一番内戦が勃発する危険が高まってもいます。 反カダフィで一致した各派が、おのれの利益を求めて暴走しないとも限りません。 新しい国造りの、これからが本番です。  中東の狂犬、カダフィ大佐がついに殺害されました。 旅客機を打ち落としたり、日本赤軍などの左翼過激派を支援したり、敵対する自国民を虐殺したり、やりたい放題でしたね。 最後は無残でした。 生きたまま捕まったのに、昂奮状態に陥った反カダフィ派から殴る蹴るの暴行を受けて殺されてしまいました。 さすがの狂犬も、命乞いをしたとか。 できれば裁判にかけて、様々な事実を明らかにしたうえで、終身刑なり死刑なりを科してほしかったところです。 そうはいってもこれは暴力革命。 暴力革命のいきつく先が、独裁者の惨殺であったとしても、誰も責めることはできますまい。 下の映像はカダフィ大佐をなぶり殺しにする場面です。 心臓の弱い方はご遠慮ください。にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
その他

アジャストメント

神秘的なSFかと思いきや、恋愛映画でがっかりしました。 「アジャストメント」。 若き上院議員候補者、デビット。 上院議員選挙に落選が決まった晩、ホテルでダンサーのエリースと運命的な出会いをします。 しかし突然、全員帽子をかぶってダークスーツで決めた運命調整局を名乗る連中に彼女との仲を引き裂かれます。 それでも諦めきれないデビットは、持ち前の行動力で運命調整局を欺いて彼女との愛を貫こうとします。 運命調整局の職員は議長が決めた全人類の運命の書のとおりに物事が進むよう微調整を繰り広げるのが任務。 職員いわく、人間よりもずっと長生きし、この仕事を続けてきた、とか。 運命を人間の手にゆだねたことが二回。 一回はローマ帝国後期からの数百年間で、人類は中世暗黒時代を作り上げてしまいました。 二回目は20世紀初頭からの数十年間。 人類は二度の世界大戦を起こし、ファシズム、世界恐慌を引き起こし、キューバ危機では人類滅亡を意味する全面核戦争一歩手前までいきました。 結局運命を人類の手に委ねれば、人類は自らを滅ぼしてしまうと考え、議長が三たび運命の書を書くことになりました。 ここでいう議長とは、一神教の神...
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