散歩・旅行 歩く
私にとって秋は、芸術でも読書でも食欲でも、ましてスポーツでなどあるはずもありません。 秋は散歩と決まったのです。 歩くに適した季候で、春ほど物思わしくも物狂おしくもなく、愁いを帯びてもいない秋こそ、すべからく人は歩くべきなのです。 移動の基本は霊長類が二足歩行を始めたときから、歩くことなのですから。 さて、本日は、都営大江戸線の春日駅で降り、白山方面へと歩き出しました。 春日という地名は、三大将軍家光の乳母、春日局からきているそうです。 駅のすぐ近くに、こんにゃく閻魔という看板があり、行ってみました。 正式名称は源覚寺という浄土宗のお寺です。 江戸時代、目の悪い女がここの閻魔像に眼病平癒を祈願し、満願の暁には好物のこんにゃくを絶って閻魔様にお供えする、と願掛けしたところ、眼がよくなったため、毎日こんにゃくをお供えしたことから、今もこんにゃくをお供えする人が後を絶たないのだとか。 しかしお寺の人、困ってるでしょうねぇ。 こんなにこんにゃくをお供えされては。 それにしてもこんにゃくとは、ずいぶんしけた物をお供えしましたね。 本当は酒とか鯛とかを断ちたくなかっただけなんじゃ、と邪推したくも...