美術 老少女 やなぎみわ
朝一番の記事で、下手な理屈をこねくり回したので少々気分が悪いです。 そこで昼休みの記事では趣向を代えて、私が今最も注目している美術家、やなぎみわの寓話シリーズを見て目の保養をしてみます。 無垢な少女と無慈悲な老女が特殊メイクで繰り広げる、怖ろしくも耽美的な作品群で、私はただうっとりと見つめる他ないのです。 糸で老女を責める少女。 モノクロームの映像が美的です。 裸で眠る少女の脇に、不自然なほど長い杖を持った老女。 裸の少女より、グロテスクな老女に目が行ってしまうのが不思議です。 マッチ売りの少女でしょうか。 少女の不自然な笑顔が、雪とマッチの光と相まって、独特の異空間をつくりあげています。 異形の老女が鳥となった少女を運ぶ姿。 老女はこれを食うんでしょうか? 怖ろしいですねぇ。 老女の顔をした少女の顔に装飾を施す少女。 世界はぐるぐる回っています。 鮮やかなカラー映像、老女たちが着飾っています。 ここは日本昔話の異界への入り口でしょうか? いずれも癖の強い作品で、猛毒を仕込んであるようです。 私はむせかえるような香気を放つこれら作品群を偏愛しています。 でもあんまり一般向きではないかも...