2011-12-13

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文学

謀反

西暦658年の12月13日、有間皇子が謀反の疑いをかけられて処刑されました。 享年19歳。 従兄の中大兄皇子に命を狙われていることを知り、精神を病んだふりまでして命長らえようとしましたが、中大兄皇子の意を汲んだ蘇我赤兄に謀反を唆され、中途半端な回答をしたことが命取りになりました。 中大兄皇子から尋問された折、「天と赤兄と知らむ、我もはら解らず」と、悔しい胸のうちを一言だけ述べたそうです。 「万葉集」に、皇子が亡くなる前の歌が二首載っています。 いは代の 浜松が枝を 引き結び 真幸くあらば また還り見む 願いかなって無事であったなら、また帰って来てこの松を見よう、というほどの意ですが、刑場に連れて行かれる途中で詠んだ歌と知れば、哀切極まりないものです。  家にあれば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る これも切ないですねぇ。 家で食事をする時は食器に飯を盛るが、旅の途中なので椎の葉に盛る 、という、なんていうことのない歌のようですが、その旅が死地に向かうものなんですからねぇ。 昔の皇族は戦国大名のように、身内同士で血で血を洗う戦いを続けていたのですねぇ。 今の平和を祈る天皇と...
社会・政治

教育ママ殺し

韓国の高校三年生男子が、母親を殺害、遺体を一室に放置して匂いが漏れないよう部屋のドアの隙間をガムテープで貼ったうえ、八か月も一人暮らしを続け、平然と学校にも通っていた、という戦慄すべき事件が発覚しました。 父親は離婚して別の場所に住んでおり、たまたま母子の住む家を訪れた際、息子が父親を家に上げることを拒んだため、不審に思った父親が警察に通報して事件が明るみに出たそうです。 生活費は離婚した父親から月12万円をもらっており、それで一人で暮らしていたそうです。 母親は強烈な教育ママで、ソウル大学法学部に入らなければならない、と毎日小言を言い、全国統一の模擬試験で一番をとれなかったといって、ゴルフクラブやバットで10時間も叩き続けるなど、ほとんど虐待と言えるほどの体罰を加えていたようです。 泣かせるのは、全国模試の実際の成績は2,000位くらいだったのを、これを見せたら殺されると考え、64位に偽造したということです。 しかも偽造は、中学3年生の頃から行っていたと言います。 でも母親は64位に納得せず、体罰に及んだとか。 直接の殺害理由は、家庭訪問が近づいて、成績を改竄したことがばれたら大変な...
映画

生贄の館

昨夜はフランスのホラー「生贄の館」を鑑賞しました。 雑誌の記者が人間狩りを楽しむお金持ちの秘密クラブに潜入するマン・ハント物ですが、さすがにフランス。 サディズムの元祖、サド侯爵を生んだ国だけあって、残虐極まりない殺人ゲームを、優雅な貴族の遊びのように描いていて、好感が持てます。 ただし、映像美や雰囲気は抜群に良いのですが、マン・ハンティングの緊迫感が決定的に欠けています。 なにしろ怖くないのです。 ホラーとしてはそこが難点ですねぇ。 一種のゴシック・ロマンとして観ればなかなかなんですけどねぇ。生贄の館 ジェラッリ・モユイナビデオメーカーにほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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