2011-12-20

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思想・学問

争いごと

にわかに北朝鮮情勢が不穏になり、私は古人の知恵に学ぶべく、「平家物語」なんぞをひもときました。 かつては琵琶法師が語って聞かせる口伝であったというごとく、七五調の、わかりやすい物語になっています。 盛者必衰がこの世の常であるならば、永遠に続く政権などあり得ようはずもなく、独裁政権においては余計そうでしょう。 古く、人間は争いを続け、絶えることはわずか数百年しかありませんでした。 人の群れが敵対する群れと殺し合うこと、これは私たち人間の本能であるかのごとくです。 冷静に考えれば、誠に馬鹿げた行為ですが、一つ一つの争いごとを見ていくと、引くに引けない、進むに進めない、八方ふさがりのような状態になると、人は死を覚悟して戦うことを選択するようです。 これは今も昔も変わらない、人間の普遍的な思考方法であるように思います。 そのような人間が本質的に持っている好戦的な資質を認めた上で、ではどうやって平和を維持するか、という時に、冷戦というのは実にうまく機能しました。 つまり地球が滅んでしまう、という恐怖の共有による平和ですね。 これは下品な策ですが、我々人間の本能に訴える力があったように思います。 ...
社会・政治

なんだか

新聞はえらいことになってますね。 将軍様の死去に伴う、将軍様の生涯や、これから北朝鮮がどうなるか、北東アジアにどんな影響を及ぼすかなど、国際面はもちろん、一面も政治面も経済面も、将軍様と新しい指導者、金正恩大将のことでいっぱいです。 平壌の様子を写した写真、どこかで見たような絵ですね。 終戦の日の皇居前広場の写真です。 方や戦争に敗れた時、方や独裁者の死を知ったときと、状況は大きく異なりますが、北朝鮮国民の感情表現の過剰さを除けば、よく似ています。 大日本帝国には独裁者というのはいませんでした。 天皇は君臨すれども統治せず、の英国流立憲政治を理想として内閣の決定に異を唱えることはありませんでしたね。 よく軍部独裁なんて言いますが、太平洋戦争中も内閣総理大臣が国を代表する政治家だったわけであり、軍人政治家、東条英機は戦争途中に内閣を投げ出し、その後は文民政治家が終戦のタイミングを探りました。 第一、軍内部は複雑に利害が絡み合い、共謀して大日本帝国を牛耳るなんていう高度な政治は行われていません。 軍人は様々な利害や理想を掲げ、同床異夢の戦争を戦っていたわけです。 で、北朝鮮。 おそらく北朝...
映画

笑えるホラー

昨夜観たホラーはB級どころではないひどい出来で、笑えました。 「パラノイド2004」です。 よくある学園を舞台にした連続殺人ものですが、この殺人鬼が、奇妙なモノローグを連発するのです。 善と悪について。 また、ゴキブリと人間について。 思わせぶりですが、あんまりにも紋切り型で、これが笑えるポイントの一つ。 そして意外な人物が犯人だった、でも本当の殺人鬼は別にいた、というのも、意外でもなんでもなく、よくあるパターンです。 そのラストが笑えるポイントの二つ。 そして何より、よくもここまで大根でしかも老けた役者たちをティーンエイジャーに設定したものだ、というのが笑えるポイントの三つです。 どう見ても30歳はいってそうですよ。 素晴らしい作品に当たるには、あまたの駄作を観続けなくてはなりません。 昨夜のは、コアなホラーファンにとって、避けては通れない難行でした。にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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