2011-12

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文学

冬の日

凍てつくような曇り空が広がっています。 冬の訪れは急激で、私の精神を冒すためのようにも思われます。 それでも私は、私のたましいを守らなければなりません。 長い精神障害の末に、どんな病気であれ、家族も医者もあてにはならぬ、あてになるのはおのれ一人だと知ったからです。 西脇順三郎に「近代の寓話」という詩集があります。 現代詩を好まない私ですが、この詩集に収められた「冬の日」という詩は、私のたましいの琴線にふれるようです。或る荒れはてた季節果てしない心の地平をさまよい歩いてさんざしの生垣をめぐらす村へ迷いこんだ乞食が犬を煮る焚火から夏の終わりに薔薇の歌を歌った男が心の破綻をなげいている実をとるひよどりは語らないこの村でラムプをつけて勉強するのだ「ミルトンのように勉強するのだ」と大学総長らしい天使がささやくだが梨のような花が藪に咲く頃まで猟人や釣り人と将棋をさしてしまったすべてを失った今宵こそささげたい生垣をめぐり蝶と戯れる人のため迷って来る魚狗(かわせみ)と人間のためはてしない女のためこの冬の日のために高楼のような柄の長いコップにさんざしの実と涙を入れて             心が弱ってし...
精神障害

ワイパックス

頓服で出ている抗不安薬、ワイパックスを飲んで、ゆる~く効いている感じで、落ち着いてきました。 12月26日の月曜日、都内で会議があり、翌日12月27日(火)にも社内で会議があり、鋭意資料作成中です。 メンタルの不調を理由に休むわけにはいきません。 頓服のワイパックス、最近はあんまり飲んでいなかったんですけどねぇ。 でもこういう時のために出ているのだから、気にせずじゃんじゃん飲みましょう。 12月が忙しいというのは、別に農繁期のように実際に忙しいというよりも、あらゆる組織、あらゆる個人が、年内に決着をつけたい、と言って頑張っちゃうからなんでしょうねぇ。 でも人間というもの、年末にせよ年度末にせよ、何か区切りがなければきちんと仕事を済ませられないようにできているのかもしれません。  私たちの職場では年末よりも年度末が正念場。 これからじわじわ忙しくなっていくんでしょう。 怖ろしいですねぇ。 若い頃は年度末決算をお祭り、と呼んでやけくそのようにハイテンションで仕事をしたものですがねぇ。にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
精神障害

おかしい

今朝起きてから、なにかがおかしいようです。 心臓はばくばく言い、気持ちは沈み、頭が重いのです。 ちょうどうつ病を発症したばかりの時のような感じ。 なぜかはわかりません。 昨夜も今朝も薬は飲んだし、睡眠もとれています。 冬季うつというやつでしょうか。 近頃日が短く、寒い日が続いていますから。 今日は頓服のワイパックスを飲んで、なんとか一日を、仕事を乗り切りましょう。
思想・学問

争いごと

にわかに北朝鮮情勢が不穏になり、私は古人の知恵に学ぶべく、「平家物語」なんぞをひもときました。 かつては琵琶法師が語って聞かせる口伝であったというごとく、七五調の、わかりやすい物語になっています。 盛者必衰がこの世の常であるならば、永遠に続く政権などあり得ようはずもなく、独裁政権においては余計そうでしょう。 古く、人間は争いを続け、絶えることはわずか数百年しかありませんでした。 人の群れが敵対する群れと殺し合うこと、これは私たち人間の本能であるかのごとくです。 冷静に考えれば、誠に馬鹿げた行為ですが、一つ一つの争いごとを見ていくと、引くに引けない、進むに進めない、八方ふさがりのような状態になると、人は死を覚悟して戦うことを選択するようです。 これは今も昔も変わらない、人間の普遍的な思考方法であるように思います。 そのような人間が本質的に持っている好戦的な資質を認めた上で、ではどうやって平和を維持するか、という時に、冷戦というのは実にうまく機能しました。 つまり地球が滅んでしまう、という恐怖の共有による平和ですね。 これは下品な策ですが、我々人間の本能に訴える力があったように思います。 ...
社会・政治

なんだか

新聞はえらいことになってますね。 将軍様の死去に伴う、将軍様の生涯や、これから北朝鮮がどうなるか、北東アジアにどんな影響を及ぼすかなど、国際面はもちろん、一面も政治面も経済面も、将軍様と新しい指導者、金正恩大将のことでいっぱいです。 平壌の様子を写した写真、どこかで見たような絵ですね。 終戦の日の皇居前広場の写真です。 方や戦争に敗れた時、方や独裁者の死を知ったときと、状況は大きく異なりますが、北朝鮮国民の感情表現の過剰さを除けば、よく似ています。 大日本帝国には独裁者というのはいませんでした。 天皇は君臨すれども統治せず、の英国流立憲政治を理想として内閣の決定に異を唱えることはありませんでしたね。 よく軍部独裁なんて言いますが、太平洋戦争中も内閣総理大臣が国を代表する政治家だったわけであり、軍人政治家、東条英機は戦争途中に内閣を投げ出し、その後は文民政治家が終戦のタイミングを探りました。 第一、軍内部は複雑に利害が絡み合い、共謀して大日本帝国を牛耳るなんていう高度な政治は行われていません。 軍人は様々な利害や理想を掲げ、同床異夢の戦争を戦っていたわけです。 で、北朝鮮。 おそらく北朝...
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