2012-01-11

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文学

誰のために若菜を?

さっきから冷たい雨に雪が混じり始めました。 寒そうですねぇ。  冬は夏よりも酒の旨さが三割増しくらいに感じられます。 酒が体を温めてくれるからでしょうか。 このブログで何度か紹介しましたが、私のお気に入りは、栗焼酎のダバダ火振りです。 ほんのり甘い、ブランデーのような香りがし、口当たりが良くて飲みやすいのです。 私はこれをロックでやります。 高いのでそうしょっちゅうは飲めませんが。 最高の焼酎だと思います。ダバダ火振(栗焼酎)900mlダバダ火振ダバダ火振ダバダ火振(栗焼酎)1800ml無手無冠無手無冠 冬の酒が旨いのは、逆にいえば冬が寒々しく、侘しい季節だからでしょう。 里人の 裾野の雪を 踏み分けて ただ我がためと 若菜つむらん 後鳥羽上皇の和歌です。 上皇は承久の乱に敗れて隠岐に流され、寂しい晩年を過ごしました。 上の和歌は、光孝天皇の、 君がため 春の野にいでて若菜つむ 我が衣手に 雪はふりつつ という御製を念頭に置いているものと思われます。 御製では君がために若菜をつむのに、上皇は、ただ我がために若菜をつむんですからねぇ。 まして雪を踏み分けてなんて、涙なしには詠めません。 ...
社会・政治

無罪

平成17年に起きたJR福知山線の脱線事故、山崎前社長に一審で無罪判決が出ましたね。 公共交通機関で起きた事故に関し、現場ではなく会社のトップが起訴されるのは異例だと聞きました。 異例の事故で異例の起訴が行われたのはむしろ当然ですが、判決は異例というわけにはいかなかったようです。 わが国においては多くの組織がボトム・アップで意思決定することから、責任の所在が曖昧になりがちだという指摘は多くなされるところです。 もちろん最終的な責任者は決定権を持つトップであるべきですが、企画立案した者が責任を感じたり、中間管理職やトップが我関せずとばかり逃げ回る醜い姿を見たりすることは何度もありました。 福知山線脱線事故での争点は事故の予見可能性の有無にあったようですが、予見できなければ責任が無いということにはなりますまい。 検察側の、自動列車停止装置(ATS)整備を怠ったとして、JR西日本の山崎前社長に業務上過失致死傷罪を適用しようとした判断は正しいものと思います。 死人に口なしとはいうものの、死亡してしまった運転士だけに責任をおっ被せるのでは、事故で亡くなった人々も浮かばれないというものです。 まだ一...
映画

アンノウン

昨夜はサスペンス風の出だしから格闘あり、カー・チェイスありのノン・ストップ・アクションへと変貌を遂げる娯楽作「アンノウン」を鑑賞しました。  米国からベルリンへ学会発表のためにやってきた博士。 しかし空港とホテルの間で交通事故にあい、4日間昏睡状態に。 で、やっと目覚めてみると、妻は自分のことを知らないと言い、しかも自分と同じ名前、職業の夫までいるのです。 昏睡している間に、自分の人生を他人に乗っ取られた格好です。 もしかして自分がおかしいのかも、と思い始めた矢先、博士の命を狙う殺し屋に襲われ、理由は分からないながら自分を消し、赤の他人に自分を名乗らせる陰謀が進行中だと気付きます。 一緒に事故にあった不法移民の女運転手を頼り、自分の人生を取り戻そうとする博士。 看護師の知り合いで元東独秘密警察のスパイだった探偵に調査を依頼。 このおじいちゃん探偵が良い味を出しています。 昔とった杵柄で、わずかな証拠から真相に迫りますが、殺し屋に狙われて、情報を与える前に青酸カリで服毒自殺を遂げます。 おじいちゃん探偵の口癖は、なんだってすぐに無くなってしまう、忘れられてしまう、ベルリンの壁のように、と...
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