2012-01

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社会・政治

船長

よく水難事故が起こると、船長は客、乗組員の安全を確保した後、船と運命をともにする、とか言う話を耳にします。 もちろん、乗客、乗組員が救命ボートなどで逃げ、安全が確保された後に船長自身が逃げるということもあってよいでしょう。 無駄に死ぬことはありません。 ところが先日沈んだイタリアの豪華客船では、まだ船に乗客や乗組員が大勢残っているにも関わらず、船長はいち早くボートで逃げ、近くの島に上陸したそうです。 イタリアの法律では、緊急時に船を放棄した船長には、最高で禁固12年の懲役刑が科されることから、沿岸警備隊は船長に船に戻るよう勧めましたが、船長はついに島から動くことはなかったようです。 やれませんねぇ。 船の最高責任者が、部下や乗客の安全よりも、おのれ一人の命が大事とばかり逃げてしまうなんてねぇ。 その程度の覚悟で船長をやられてはたまりませんねぇ。 死人が二人も出ているのですよ。 職場でも責任を放棄して逃げ回る醜い管理職が多すぎるように思います。 人の上に立つ以上、やせ我慢をして、最も困難な案件にあたってほしいものです。にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
思想・学問

薮入り

今日、1月16日は7月16日と並んで薮入りですね。 江戸時代、奉公人や女中が実家に帰ることを許された貴重な休日です。 彼ら彼女らを思えば、週休2日の現代サラリーマンは極楽だと言えるでしょう。 しかしヒトラーは、「大衆にこの世を極楽だと思わせることも地獄だと思わせることも簡単だ」と言っています。 要するに心構えの問題でしょうね。 私のような怠け者は、週休三日になっても、仕事が辛い、もっと休みたいと思うのでしょう。 薮入りは閻魔大王が地獄で責め苦を中断する日としても知られており、閻魔堂の開帳などが行われ、縁日が立つおめでたい日でもありました。 実家が遠方の者は縁日に出かけたり芝居小屋や寄席に行ったりして薮入りを楽しんだと伝えられます。 そんな話を聞くと、江戸時代の奉公人に生まれなくて本当に良かったと思います。 まして今は残業も断っていますから、毎日定時帰りです。 最近は17時でもうっすら明るく、なんだか気分が良いです。 これからだんだんと日が伸びるんですねぇ。 寒さのなかにも春が感じられます。 薮入りが 帰ると母は 馬鹿のよう 江戸時代の川柳です。 気が抜けちゃうんでしょうねぇ。 私には子...
映画

少女たちの羅針盤

青春ドラマのようなサスペンスのような、どちらにしても映像が美しい作品、「少女たちの羅針盤」を鑑賞しました。 高校の演劇部を飛び出し、女子高生だけで劇団羅針盤を立ち上げた4人。 ストリートで短い芝居を繰り広げ、やがて市の演劇コンクールで絶賛を浴びるまでに成長します。 ここまでは、広島の美しい自然を背景に瑞々しい少女たちが繰り広げる青春劇。 わずかながら同性愛をほのめかす場面があったり、貧乏な家の少女がバイトで苦しんだり、リストカットを繰り返す少女がいたり、些細な、しかし少女たちにとっては重大な事件が起きますが、牧歌的なものです。 しかし後半にいたって、貧乏な家の母親がお金持ちと再婚することになったり、羅針盤の一人が映画に主演することになったりと、急激に物語が展開します。 その上映画に主演することになった少女がレイプされた後、亡くなってしまいます。 死因は自殺とも事故ともつきません。 羅針盤の中の一人が犯人なのか、それとも本当に自殺か。 映画は4年前の羅針盤の活躍と、Vシネマ を撮影中の元羅針盤メンバーの現在を交互に描きますが、Vシネマに主演する女優が誰なのか、最後まで伏せられています。 ...
社会・政治

台湾総統

台湾の総統選挙、国民党の馬英九総統が再選されましたね。 新聞報道によると、中国政府は大陸との経済関係を密にしたい馬英九総統を再選させるべく、様々な方法で選挙に関与したそうです。 いずれにしろ、台湾民衆は台湾独立よりも現状維持を望んだということでしょう。 中国も最近台湾との統一を表立って主張することがなくなりました。 しばらくは互いに現状維持のまま経済関係を進めるほうが得策と見たようです。 いずれ大陸は政治的な動きをみせ、統一という名の台湾併合を目論むでしょう。 その時わが国や米国がどうするか、難しい問題ですねぇ。にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
美術

能面と能装束

今日は久しぶりに美術館に出かけました。 日本橋の三井記念美術館です。 お目当ては、三井家所蔵の「能面と能装束」展です。 能の衣装や面は、おそらく世界に例のない、最も美しいファッションであろうと思います。 衣装や面だけでなく、笛や鼓にまで様々な意匠が凝らされ、面をしまう箱にまで、美しい装飾が施されていることを知りました。 まったくわが民族の美意識の独自性と高度さは、驚嘆すべきレベルです。 なかでも、有名な秀吉愛蔵の花の小面(こおもて)は、少女らしいふっくらとした頬と生き生きした生気が漲っており、素晴らしい面でした。 花の小面です。 一方もう少しお姉さんの面で有名な孫次郎は、気品漂うものでした。 孫次郎です。 この2つの面を実物で、間近で観られることは生涯あるまいと思っていたので、たいへん幸せです。 日本に生まれて良かったぁ。 その他般若や蛇、小野小町が老いてしまった後の老女など、有名な室町時代の面をたっぷりと観ることができました。 あんまりじっくり観たせいで、目がつかれてしまいました。 帰りは日本橋三越を冷やかし、ぶらぶらと日本橋人形町へ出て、甘酒横丁などを散策し、都営新宿線の浜町駅から...
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