2012-01

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社会・政治

イラン

EUがイラン産の原油を禁輸することを決めました。 米国はとうに禁輸していますので、イランにとって大きな経済的損失を生むことは間違いありません。 しかし損失に学び、核開発を断念するかというと、私は逆のような気がします。 つまり、かねてから警告しているとおり、ホルムズ海峡封鎖に踏み切り、結果的に米国、EUを敵にまわして戦うことを選ぶ可能性が否定できないということです。  わが国もイランからの原油輸入は大幅に削減していますが、まだ禁輸までは行っていません。 中国など、大口の顧客もいます。 イランはイスラム教原理主義の祭政一致国家。 経済的な損失より、ジハードを選ぼうというのは、自然な国民の声だろうと思います。 私には米国・EUによるイラン産原油禁輸と言う措置が、端から戦争を起こすつもりで、挑発しているように思えて仕方ありません。 古くは太平洋戦争前夜、わが国も米国から石油を禁輸され、ハル・ノートを突き付けられて辛抱たまらず真珠湾を攻撃しました。 このニュースに、チャーチルもルーズベルトも躍りあがって喜んだと伝えられます。 わが国が英米の罠にまんまとはまったからでしょう。 チャーチルは真珠湾攻...
文学

昨夜は首都圏でまとまった雪が降りました。 まとまった、とはいっても積雪4~5センチ程度。 雪国の人から見たら、何をその程度で大騒ぎしておるか、と滑稽に見えることでしょう。 しかし、首都圏には年に1回か2回くらいしか雪が降らないうえ、積もるなんてことは数年に一度しかなく、公共交通機関も個人も雪には極端に弱いのです。 首都圏の人がちょっとした雪ですってんすってん転ぶのは、踵から着地する歩き方をしているためだそうで、雪国の人はつま先から着地するように歩いているため、あまり転ばないそうです。 そうはいっても、雪が降ったからといって、突然歩き方を変えるのは至難の業で、私も何度か転んだことがあります。 幸い怪我をするほど派手にころんだことはありませんが。 雪が降るといつも思い出す歌が二首あります。 わが里に 大雪ふれり大原の 古りにし里に ふらまくは後  (天武天皇) わが岡の おかみに言ひて ふらしめし 雪の摧し そこにちりけむ (藤原夫人) 私の里に大雪が降ったが、古びた大原の里なんかに降るのは後のことだ、と藤原夫人をからかう天武天皇。 それに対し、私の岡の龍神に言いつけて降らせた雪のかけらが...
文学

女流官能文学者

斎藤綾子という官能の世界を描く作家がいます。 私は「愛より速く」という自身の性遍歴を綴った自伝的作品と、バリの森の奥で女性ばかり4人の小さなコミュニティーで夜な夜な互いの体を貪り合う女たちと、東京から恋人を亡くして傷心旅行に着た女性との不思議な関係性を描いた幻想的作品「ルビー・フルーツ」を読みました。 私には少々性描写がきつくて、この2作だけで充分だと感じるほどでした。 ただ、性愛を描く女流作家が、えてして肉体的愉悦以上に、人間同士の愛情みたいなものをちらつかせて、私を白けさせるのとは逆に、この作家の作品はどこか明るく、乾いていて、ドロドロの女流官能作家とは一線を画しています。 「愛より速く」は高校生の時読んだのですが、官能小説というもの、どこか喜劇めいているな、という印象を持ちました。 それは団鬼六の「花と蛇」シリーズなんかも同様で、どこか滑稽で不思議な味が、官能小説の本質なのではないかと感じたことを覚えています。 性体験を秘め事とか言いますね。 秘めているからそこには神秘性や神聖さが内在しているのであって、文章で表に出し、秘することを止めれば、滑稽に思えるのは言わば当たり前です。 ...
社会・政治

局部が怪獣?

東京都下のアパートで49歳の男性が局部を切り取られた状態で亡くなっていた事件で、警察は殺人とともに自殺の線も有力として、両にらみで捜査することになったそうです。 まず、体のあちこちを刺されているのに、抵抗する際にできる防御瘡がないこと、刺された後、室内を歩き回った後があるが、被害者以外の足跡がないこと、さらには覚醒剤の成分が被害者の体内から検出されたことなどが、自殺を疑う主な理由だそうです。 被害者は独身でしたが、交際している女性がおり、トラブルが絶えなかったとのことで、この女性が男性の局部を切り取ったのではないか、現代の阿部定事件だ、とマスコミは騒いでいましたが、どうもその線は薄いようです。 私が驚いたのは、某法医学教授の証言です。 すなわち、「生きているうちに局部を切り取った場合、相当量の出血と痛みを伴う。しかし、薬物の使用で局部が怪獣に見えるなどの幻覚が現れ、退治しようと切断した可能性は否定できない」 と、いうわけです。 よく覚醒剤中毒の患者は、血管のなかに小さな虫が這っている、とか言って、その虫を取り除こうと血管をみずから切り裂いてしまう、という話を耳にします。 自業自得と言っ...
美術

ダリの命日

今日はスペインの天才画家、サルバドール・ダリの命日です。 1989年、私が大学生の時でした。 彼は奇行で知れらていましたが、親しい人の前では繊細で常識的だったそうです。 勝新太郎が記者会見でもう酒も煙草もやらない、と語りながら、旨そうに煙草をふかし、ワインを飲んでいたようなもので、一種の偽悪だったのではないでしょうか。 若い頃シュールレアリスム運動に加わりながら、アンドレ・ブルトンの怒りをかい、除名されたりもしました。 アンドレ・ブルトンによれば、ダリのファシズムへの親和性を問題視したようですが、じつは高額で売れるその作品に嫉妬したのかもと考えることは、碌な作品を残さなかった文芸家のブルトンらしいともいえ、面白いものです。 私は中学生の頃ダリの絵と出会い、強烈な印象を残しました。 いわゆるシュールレアリスムにしては分かりやすいし、写実の技法で幻想的な絵を描くというのが、非常に新鮮に思われました。 では、ダリの絵を二つ。 美醜を超えようとしたシュールレアリスムを除名されたのは当然かもしれません。 ダリの絵は、どこまでも美しいですから。ダリ・私の50の秘伝―画家を志す者よ、ただ絵を描きたま...
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