2012-01

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その他

心技体

横綱審議委員長から、初優勝した把瑠都について、綱取りの資格がない、という発言が早くも飛び出しました。 解せませんねぇ。 14勝1敗の優勝で、来場所は当然綱取りの場所になると思いますが。 横綱審議委員長によれば、稀勢の里戦での注文相撲が引っ掛かるそうで、横綱としての品格が足りないそうです。 でも妙ですねぇ。 15番相撲を取れば、相手の出方によって注文相撲になることも1番くらいあって当然でしょう。 とくに調子の良い力士の場合、頭より先に体が勝手に動いちゃうというのはよく聞く話で、相手の動きを見きった場合、素早く横に飛んで引き技で勝つということもよくあります。 大分昔ですが、大横綱千代の富士と大関朝潮が優勝決定戦を戦った時、天下の大横綱、千代の富士は激しく当ったと思ったらすぐに引き、引き落としで破ってしまいました。 わずか2秒。 後の会見で、引いちゃいかんと思ったけど、体が勝手に動いた、と言っていました。 横綱昇進の目安は、2場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績、ということで、相撲内容についてはとくに言及されていません。 仮に注文相撲だけで2場所連続で全勝優勝したらどうするんでしょうね。 ま...
社会・政治

お相撲の歌

先ほど大関把瑠都の表彰式を見ていて思いました。  公立学校での卒業式で、国歌斉唱時に起立しない教師が問題になっていますが、そういう教師が千秋楽に大相撲観戦に出かけた場合、やっぱり国歌斉唱の時起立しないんでしょうかねぇ。 公立学校と違って大相撲観戦に来ている人たちは概ね一般的な社会常識をわきまえた普通の人々だとおもうので、そのなかで起立しないというのは、穴があったら入りたくなるほど恥ずかしいことなのではないかと思います。 今では日教組の力も昔日の面影はなく、滅亡へ向かっているように見えます。 主役とか脇役がいるのは不公平だとかで、全員主役の群舞劇みたいなものをやらせたり、運動会でかけっこの順位を付けなかったり、ずいぶんと浮世離れした教育をしてきたようです。 そんな教育をするから大人になって苦労するのですよねぇ。 社会は競争であふれていますから。 私が中学生の時もメイ・デーには必ず休む教師がいましたっけ。 親は子どもを私学に入れたくなる道理です。 君が代について小中学校では音楽でも国語でも何も教わらなかったので、子どもの頃、私は君が代をお相撲の歌だと思っていました。 今はどうなんでしょうね...
映画

ゾンビハーレム

思い切りくだらない、人情喜劇から遠くはなれたブラックなホラー・コメディが観たいと思い、「ゾンビハーレム」を鑑賞しました。 妻と離婚することになり、落ち込んでいるロンドンに住む中年男。 彼を励まそうと、ゲイ、プレイボーイ、オタク、ヒーリング趣味など、個性的な男友達が貸切バスで女が男の4倍住むという陸の孤島のような田舎町に旅行に出かけます。 しかし着いてみると、男はまったくおらず、女が大勢いるにはいるのですが、全員凶暴なゾンビと化しており、彼らに襲い掛かります。 慌ててバスに戻り、引き返そうとしますが、バスの女性運転手もなぜかゾンビ化しており、乗り込むことができません。 町に戻り、ゾンビ女たちと対決せざるを得なくなります。 花嫁衣裳のゾンビ、美容師のゾンビ、老婆のゾンビ、色っぽいゾンビ、まさに入れ食い状態です(ゾンビ化していなければ)。 そこに一人の軍人が現われ、窮地をすくってくれますが、この事態を収拾にきたはずの英国陸軍はその一人を残して壊滅したことを知らされ、がっくり。 女だけに空気感染するゾンビウィルスを陸の孤島のこの町で流し、英国軍が化学兵器としての有効性を実験していたらしいことが...
文学

阿呆陀羅経

昨夜書いた記事で、「リピーターズ」と石川淳の「至福千年」の類似を指摘しました。 その際、「至福千年」をぱらぱらと読み返し、止められなくなってしまいました。 戯作調の文体で難解な高い思想性を、幻想的な物語の中で語りつくす手法はこの作家特有のもので、後にも先にも例をみない、極めて特異な文学世界を紡ぎだす驚嘆すべきものです。 代表作にして最高傑作「紫苑物語」をはじめ、戦前の共産党の暗闘を描いた「普賢」や、戦後の焼け跡に神を見る「焼跡のイエス」など、私はかつて夢中になって読んだ記憶があります。 三島由紀夫や野間宏など、石川淳と同世代の作家たちは、石川淳をどう評価してよいものか戸惑ったらしく、敬して遠ざけるような態度をとっていました。 もし石川淳を批判したなら、その批判の刃はそっくりそのまま自分に返ってくると恐れたのかもしれません。 そしてまた、文学的評価が高いにも関わらず、あまり売れなかったことは、ひとえにわかりやすい語り口とは裏腹に、難解な思想を含んでいたためと思われます。 そんな中、はるか下の世代の文芸評論家、江藤淳は石川淳の文学世界を、一言、阿呆陀羅経と言い放ち、論評すらしようとしません...
映画

シャッター・ラビリンス

今日は暖かい部屋に閉じこもってDVD三昧。 本日2本目のDVDは、「シャッター・ラビリンス」です。 舞台はスペイン。 水族館に勤めるシングル・マザーのマリア。 休暇をとって、幼い息子、ディエゴとともにフェリーである島に向かいます。 フェリーで眠っている隙に、ディエゴは行方不明に。 マリアは半狂乱になりますが、ディエゴは見つからず、半年が経ちます。 島の警察から、ディエゴと見られる水死体が上がったとの報せを受け、マリアは確認のため現地に向かいます。 しかし遺体は、ディエゴではありませんでした。 念のためDND鑑定をするよう警察に懇願され、検査技師が到着するまで三日間に島に滞在することになります。 同じようにフェリーで息子が行方不明になった母親が島に住んでいると聞き、会いに行くマリア。 その母親に、幼い男の子を誘拐する組織の存在を暗示されます。 ここからマリアの、無駄に長くて思わせぶりなディエゴ探しが始まります。 少々中弛みします。 オチは意外なものではありません。 謎があるようでなく、秘密があるようでありません。 どこまでも思わせぶりな作り込みになっています。 この映画の最大の欠点は、息...
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