2012-01

スポンサーリンク
文学

尾崎紅葉祭

今日は尾崎紅葉祭だそうですね。 なんでも「金色夜叉」で貫一がお宮を足蹴にしたあの有名な場面は、1月17日だったからだそうです。 三島由紀夫の憂国忌や太宰治の桜桃忌、芥川龍之介の河童忌などに比べると、多分に商売のにおいが漂います。 ファンによって自然発生的に生まれた物というより、温泉旅館の旦那衆が客寄せのために寄り合いで決めたような感じがします。 当日は熱海の芸者が例の場面を寸劇にして演じたり、踊りを踊ったりしてお祝いするそうです。 しかし自分を裏切った女を若者が足蹴にしたことがなんで目出度いのかはよくわかりません。 熱海に人が大勢くることが目出度いんでしょうね。 尾崎紅葉と言う人、わずか35歳で亡くなってしまいましたから、長生きしたらどんな大作家になったか分かりませんが、後の自然主義文学や私小説の影響で、不当に低く評価されているような気がします。 華麗な雅俗一致の文体は、他に例をみない、ほとんど生理的快感を生むような名文ですし、巷間言われているような通俗的な作品ではないと思います。 仮にそういう面があったとしても、食っていけないような小説、もっと言えば誰も読まないような小説を書いたとこ...
社会・政治

35歳

2010年の国勢調査で、衝撃の事実が明らかになりました。 2005年の調査で男性、35歳~39歳の未婚率は30.9%。 5年後、40歳~44歳の男性の未婚率は27.9%。 すなわち、35歳以上の男性が五年以内に結婚するのはわずか3%ということになります。 同じ計算で女性は2%。 40歳以上で結婚した未婚者は男性0.4%、女性で0.5%ということです。 45歳以上では男女とも0.1%未満ということで、近頃婚活だなんて騒いでいるアラフォーたちはほとんど絶望的な活動を行っているということになります。 この結果を見た結婚コンサルタントは、男性なら若くて可愛い女性を求め、女性なら高収入のイケメンを求める傾向が強く、マッチングが極めて困難なうえ、マッチングしても、この人と結婚するくらいなら1人のほうがよい、と考えてしまう傾向にあるのだとか。 もちろん、結婚したくない人も多いこととは思いますが、調査では未婚男女の86%がいつか結婚したい、と答えています。 その場合、いやな言い方ですが、自分のスペックに合わせて妥協することが必要になってきます。 日本は他の先進諸国に比べて婚外子の割合が著しく低く、ほと...
映画

蝋人形の館

昨夜はかなりグロい映画「蝋人形の館」を鑑賞しました。 アメリカン・フットボールの試合を観るため、はるばる車を飛ばす六人の男女。 途中、森の中でキャンプをすることになりますが、朝起きてみると2台の車のうちの1台がいたずらされて故障しています。 仕方なく、1組のカップルが観戦を諦め、近くの町のガソリン・スタンドに部品を購入しに行きます。 行ってみると、何かが変です。 ガソリン・スタンドに男が1人いる他、まるで人けがありません。 町の中心部には巨大な蝋人形館。 すでに閉鎖されている蝋人形館に、二人は好奇心に駆られて忍びこみます。 多くの精巧な蝋人形が飾られているだけではなく、家具も館そのものも、蝋で出来ていたのです。 そして突如襲われる二人。 襲ってきた男は、顔を蝋で蔽っています。 すんごく不気味です。 残酷描写も半端ではありません。 足の腱を切られたり、首がとんで、胴体から切り離された顔の瞼がまばたきしたり。 中でも圧巻は、生きたまま蝋で全身を蔽われ、身動きできなくなってしまう場面。 でも目の玉だけは動くのでまだ生きていることが知れます。 助けに来た仲間が蝋をはがそうとすると、皮膚も同時に...
精神障害

冬季うつ

寒くてどんよりしていたせいか、今日はなんとなく気持ちが沈み、落ち込んでいる感じがします。 それでも職場に一日いられたので良しとしますが。 正直、ほとんど仕事になりませんでした。 だるくてだるくて、目を開けているのが辛い感じ。 あぁ、うつ病発症当初は毎日こんな風でした。 自分でもわかるほど動きがスローモー。 うつ病の先輩から、帰ったほうがよいんじゃない?と言われましたが、今日早退するとずるずるいきそうで、それが怖くて定時までぼんやりと職場にいました。 ここ2年ばかりは上がることも落ちることもなかったのですけどねぇ。 これと言ってきっかけは思い当たらないので、多分バイオリズムの問題なんだろうなと思っています。 冬季うつ病っていうのがあるそうで、冬になると必ず調子を崩す症状だそうです。 北欧なんかに多いと聞きました。 やっぱり冬が過酷な地域ですね。 首都圏なんて冬は大体晴れているのに、変ですねぇ。 今日は早めに休むとします。
文学

寒の内

今は寒の内。 1月6日に小寒を迎え、1月21日の大寒をピークとして、2月4日の立春までが最も寒い時期とされます。 今日もどんよりと曇って、窓の外は寒そうです。 この前の土日はセンター試験が行われましたね。 センター試験というとよく雪が降りますが、首都圏は雪を免れました。 受験生にとっても、受験準備からセンター試験当日まで大わらわで対応にあたる大学職員にとっても助かりました。 センター試験の日に雪かきは辛いですからねぇ。 しかしこの寒さの中にこそ、萌えいずる命の息吹が脈打っているのだと思うと、生きとし生ける者すべてが愛おしく感じられます。 雪ふれは 冬こもりせる 草も木も 春にしられぬ 花そさきける 「古今和歌集」に所収の紀貫之の和歌です。 雪の下で、春には見ることのできない花が咲き誇っているのだ、という想像上の歌です。 命の不思議と、人々の切ない願いとが一体となって生まれた、幻想美の和歌なんですねぇ。 私たち日本人は、こういう気持ちで春を待ったのですねぇ。 北国であれば切実に、南国であれば想像上の雪を想って、待ったのですねぇ。 わが民族ほど季節感を大切にする人々はおりますまい。 手紙は...
スポンサーリンク